言葉の背景と世界は通じている_1
私は、「自分の世界(現実)は自分の言葉で創られる」と思いから、日常生活の言葉を選んでいます。
社会人になりたての頃、会社の愚痴をこぼす私に、「あなたの言葉は汚い」と母に言わせた私が、「言葉」を生業にすることになるとは、人生って…。
ここに至るまでの詳細は、ライターの三本夕子さんが、私の幼少時代から今までを聴き取り、そこに、三本さん自身の体験を交え、全6回の連載に仕上げてくださいました。
まだご覧になっておられない方は、ぜひまずは、言葉の数は多くないのに、景色の見える、温もりとやわらかさのある三本さんの文章の心地を味わっていただけたらと。
その後よかったら、「自分の世界(現実)は自分の言葉で創られる」という観点について、知識やノウハウとしてというよりも、肌で、感覚としてとらえていただけることを目指し綴らせていただく私の文章をご覧いただけましたらと。
自分の言葉にはどんな背景(自分なりの事情や理由)があり、その背景が、目の前の現実にどんな影響をもたらした可能性があるのか。
日々どんな瞬間にも、誰の中にも飛び交っている「言葉」
見方が変われば、現実も変わるかも。
この文章を読む間、あなたはあなたと対話し、あなたに気がついてもらえることを待ち望んでいる「言葉」に気がつき、あなたの現実で役立つ何か(できればあなたが心から喜び、笑顔になれるような何か)が生み出されちゃいますことを勝手に願い、つづっていきます。
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世界が変化する言葉
「自分の言葉を自分のために使う」と聴いて、みなさんはどんなことを思い浮かべますか?
言葉を、自分のために使えるのだとしたら、自分のために使うのだとしたら、どう使いたいですか? どう使えたら、嬉しいですか?
連載1回目に、「私はどういう『言葉』を自分のために使うのだろうか」との三本さんの言葉が登場します。
人のために選ぶ言葉 と 自分のために選ぶ言葉 。
誰のために選び、使うのかによって、あなたの口から出てくる言葉も、口から出た言葉を自分の耳で聴いた時の言葉の感じ方も、その先であなたが何をイメージ(思考)するのかも、すべてが違ってきます。
今あなたが選び使う言葉が誰のためのそれであるのか。
そんな投げかけを意識したあなたであるただそれだけで、あなたの世界は変わってくるかもしれません。
悩みと認識される前がカギをもつ
第1回目の連載で三本さんが私とのセッションを受けるために移動しておられる道中、
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特にこれといった「悩み」は浮かんできません。
もしかしたら、松本さんの貴重な時間を無駄遣いしてしまうかもしれない…
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と心配くださったシーンがあります。
人は誰かに自分を語る時、他者に自分の言葉に耳を傾けてもらう時、「悩み」のような明確な何かがそこには必要であると感じている人は少なくありません。
誰しも、ただ自分の言葉に耳を傾けてもらうなんて気が引ける。
聴いてもらったところで相手が費やしてくれる貴重な時間との釣り合いが取れない。(自分には、自分の悩みにはそんな価値はない)
などなど、人により理由を理由とする言葉は様々ですが、いずれにしても、自分の価値や評価、自己肯定感と連動する
相手に、自分と関わってよかったと思ってもらいたい
という思いが反映されているように私はみています。
自分と関わってよかったと思ってもらうための策の一つに「この人の役に立てたという事実を生み出す」、があります。聴き手に、アドバイスできる状況を用意する、ということです。
この側面を掘り下げていくとあまりに先が深いので、ここではこのあたりまでにしておきますが、私のセッションでは、スタート時は、まず悩みの解決から入ります。その方が、話し手が言葉を出しやすいと思うからです。
そして悩みがある程度解決するとクライアントさんは、だいたい「そろそろ(松本とのセッションを終わらせていいかな)」と思い始めます。前述の、悩みがないのに何を話すのか、がムズムズしてくるわけです。
「個人でできる危機管理」が軸の私からすると、タイトルでも伝えた通り「悩みと認識される前」のここからが、あなたの日常のカギを握るのですが(*^-^*)
自分こそ、自分を知ってほしいと望んでいる
「自分は自分を知ってもらいたい」でもいいのですが、そして私はやはり、「自分は自分を知ってほしいと思っている」を選ばせていただきます。
自分は自分以外の誰かに自分を知ってもらいたいと望んでいるのではなく、他の誰でもない24時間・365日自分のそばを片時も離れずそばにいてくれる自分に、自分は自分を知ってほしいと思っているんです。
知ってほしい・知ってもらいたい
私は言語学などを知識として学んだ人間ではないため自分の経験と感覚のみで綴らせていただきますが、ほんのわずかなニュアンスの違いが、自分のための自分の言葉として自分に聴かせたときにわいてくる「何か」が違ってくる。
その違いが、次なる自分の言葉を変えてくる。
私にはそうとしかお伝えできず…。
よかったら、つぶやいてみて、自分の耳で言葉を聴いてみて、自分を感じてみていただけたらと思います。
その際、自分は「自分に自分を知ってもらいたい」の方がしっくり来たよ!という方、それでオッケーでございます!!
松本が何をどう伝え、提案したからではなく、ぜひあなたがあなたのために、あなたのための言葉を選んであげてください(^^)
私がクライアントさんのお話を聴かせていただくときの一つの在り方に、「鏡」という在り方があります。
すごく端的な言い方を選びますが、松本は鏡なので、クライアントさんは、私のために話をしてくださっているのではなく、自分のために話をしてあげてくださっています。だから、聴き手を務めることには長けておられるが、語ることにおいて未踏の地の思いであられた三本さんが安心して彼女の言葉を用いるなら「ぺらぺらと自分語りができる」のです。
彼女が実感していかれるのはまだこの先のことになりますが、言葉の背景には、松本のため、ではなく、自分のため、があったのです。
自分を活かしてあげる
それをここで語る必要はないのではないかと思っている私ですが、少しだけ語るとしたら、電化製品など、自分たちの生活を便利で快適なものにしてくれるそれらにはマニュアルがあります。
どこのどのボタンを押せばどう動くのか
何をやってはいけないのか
私たち人間には、マニュアルが存在しません。ある程度の基本操作範囲であれば一般化(という情報共有)することも可能かもしれません。
そして、あるところから先は、間違いなく、一人一人違っています。
が、誰かとの違いに気がついた時、私たちは自分を知ろうと自分と向き合うのではなく、人を観察し、人を知り(本当の意味で知れてはいないのですが)、自分と照らし、さらに違いを発見し、悩みを深める…なんて循環にはまることがあります。
もしそんな循環の中で、他の方法はないのか? 自分をもっと発揮できる、活かしてあげられる方法はないのか? そんなことを浮かべたら、私のセッションを体験してみませんか?
あなたがあなたを知って、あなたの個性・能力・資質をひっくるめ、「あなたであること」を発揮してくれることでこの世の中に生まれる価値は計り知れないとともに、思う以上に人はちゃんと気がついていますので、あなたがあなたを言葉のプロである私に語ることを通じて、あなたに起きるかもしれないトラブルやハプニングなど、危機といわれるそれらを一つでも予防してあげられるかもしれません。
過去の自分が選択した道の先である今、目の前で起きている悩みはできる限りスピーディーに的確に収めつつ、今ここからの自分で選んであげる道を、歩み始めませんか?
悩みだと自覚された時にはある程度の質量(事の大きさ)があります。
悩みだと自覚される前に取り扱っておけるとしたら、あなたの日常はどう変化すると思いますか?
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ちなみに、過去の連載をあの日から成長を遂げた今の自分で新しく味わい、過去の自分の言葉にみえた深みや広がりを言葉にしてあげる。
これは私のnoteの続け方の一つです。