逆ジェンダー的な「ふりかぶったブーメランが秒で後頭部に刺さっている人」

5歳息子の性別違和、ありのままを投稿した母 SNSに綴った自戒と願い「周りの目を気にしていたのはわたしだった」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=77346657

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50歳のおっさんが1歳児を連れてベビーカーを押していると「やたらと親切にされる」。なんというか妙に褒められるというか、「男なのに頑張ってる」的な空気を感じる機会が多い。

むろん、親切にしてもらったり、評価してもらったりというのはうれしいし、ありがたいことなんだが、少し複雑な胸の内を妻に話した。

「これって同じ状況でもお母さんがやってるとそこまで親切にされないんじゃない?むしろベニーカーを蹴られるとか聞いたこともあるし」

「パパが育児をやるのはえらい」の裏側に潜む「育児はママがやるのが当たり前」というのが見え隠れする。

単に考えすぎで、私のビジュアルが人畜無害に見えるというのが理由かもしれないが。

とりあえず多様性や差別を錦の御旗にして持論を語り、自身の価値観を攻撃的に押し付ける「ふりかぶったブーメランが秒で後頭部に刺さっている人」を見ては失笑することが多い。「多様性の理解」というなら自分と異なる価値観こそ大いに認めるほうがいいんじゃなかろうかと、押し付けにならないように配慮しつつ発言をしてみる。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。