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向き合えるかな、たくさんの眩しさと

「2020年アナタモテキガキマス!」と4年前に台湾の占い師が言ってたような。

2020年7月24日、私は24歳になり、オリンピックが開催されるはずだったような。

「社会人2年目だし、みんな土日休みだし、有給合わせて海外でも行っちゃおっか~!」とか言って計画立ててたような。

ああ、なんて過去の声は無責任で未来はこんなにも予想だにしてなかったことの連続なんだろう・・・とため息をつきながら笑ってしまう。

なのに去年と同様、朝が来ると辛くて泣いてしまう12月を過ごしている。12月は厳しい。「お前は来年も生き抜ける覚悟があるのか?!」と試されてるような。受けて立つぜ。鼻水をかもう。

そういえば2020年のはじめに鬱noteを書いた。日付5月になってるけど、1月2日親のいる三重から東京に帰る新幹線で書いたもの。

この時は、まだ前職を続けるつもりでいて、介護に興味あるなら働きながら初任者でも取るかーって考えてた。ここで転職したら逃げだと思ってたから。

ここ2.3年、年末に1年のモチベーショングラフを書いてるんですけど、今年はなんだかいろんなことがありすぎて、でもなんか、全部繋がってんなあ、って感じます。

去年とか年始の悩んでる時のノートを見返して、今の自分を見ると、選択は間違ってなかった、と前を向いて言える、気がする。

前職で最後に出会った求職者から送られてきたLINE。

「僕は障害があるから、どこに行ってもダメなんですか?」

今の私ではまだ、ダメじゃないよ、なんて言う勇気はないけれど、ないけど、でもダメじゃないと言うための一歩を踏み出してる、と思う。

前職で上司に言われた最後の言葉。

「次の職場では、ちゃんとお客様を幸せにしてあげてね。」

辞めようと動く前に、たしか担々麺屋さんで相談した。「私、今の仕事が相手を幸せにできると思えないんです。人材紹介は悪徳商法のように思えてしまうんです。」

思い返して叫びたくなった。ああああああ!!私はなんちゅーことを言ってしまったんだ!!自分の仕事に向き合い続けてきた人に、なんということを言ってるんだ、自分。傷つけてしまったかもしれないなあ、と。

そういえば、一昨年とかにもこんなことあったな。やばい、繰り返してる。傷つくこと、傷つけること、そんなことをたくさん考えた年でもあった。これはまた、別の話。

介護を悪徳商法だと思ったことはないけど、本当にこれでいいのだろうか、と思うことはある。でも、必要だと思うし、もっといいケアを届けたいと思う。前職でもがいてた仕事への不信感は無い。あとは仕事に向き合うだけ。

タイトルは、大好きなBUMPのギルドっていう歌の歌詞です。

これから私が向き合っていくのは、自分の中の暗いところではなく、自分には無いたくさんの眩しさ、なんだと思う。

自分でちゃんと選択した道を進んで、でもやっぱ思った通りには行かなくて、周りのキラキラした人たちを見て、卑屈になって目を背けてしまう。

自分なんか、、、が口癖。自分なんか、どーせ。

でも今なら、目を細めながらでも、その眩しさたちを見つめることができる、気がする。

眩しさにめまいがしたって、支えてくれる人がいるということ。

コロナ禍で、会うことはできなくっても、たくさん支えてもらった。私の数少ない自慢できることのひとつ、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、前職で出会った人たちと今でもちゃんと繋がっている、ということ。元々会えない人たちばっかだから、コロナ禍とか関係ないけど、でもだから余計にそういう存在ってありがたいなあと思う。ありがとう。

大丈夫、今の私ならきっと眩しさに向き合っていけると思う。

ある朝、「さむーーーーい!!!!」と入居者が叫んでいた。特にその日は辛そうで、机を叩きながら叫び続けている。すんません、私も傷心中なもんで、ちょっと勘弁してください・・・と心の中で思いながら朝食の用意をしていた。

すると同じテーブルに座っていた他の入居者がゲラゲラ笑いながら、「大丈夫!!もっと寒くなっからよ!!!!」と伝えている。

え・・・脅していくスタイルですか・・・?

と思いつつ、「これからもっと寒い、辛いことが起きるから、だからきっと、今の辛さも大丈夫になる日がくるよ。」って聞こえてしまった。拡大解釈。

入居者の大丈夫は、すごい。本当に大丈夫にしてきた人たちだから。だからね、あんたも目をあけても大丈夫なんだよ、って肩をたたいてもらった気がする。

晴れた空に冷たい空気。ああ今年が終わるんだなあ。

「ほらやっぱり、あなたは貧乏くじを引いたでしょ。」

過去の声に嘲笑われている気がした。

うるさいな。受けて立つぜ。

その貧乏くじを大切にできるのは私くらいしかいないよ、きっと。

大丈夫、2021年も乗り越えられることでしょう!無責任な過去の声を残しておきます。

2020年出会ってくれた全ての皆様、関わってくれた全ての皆様にたくさんの感謝と愛を込めて!

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