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どう分ければ、捨てられる?(エニアグラム別考察・タイプ1編)

片づけを成功させるための最大のポイントは、「いかにモノを減らすか」

でも、いざ捨てようとすると、どれもこれも必要に思えて、判断できない。

そうお悩みの方に向けて、エニアグラムの「9つの性格タイプ」別に「こう分ければ、捨てられるかも?」という考察をしていきたいと思います。

少しでも判断基準を作るためのヒントになれば幸いです。


タイプ1の特徴

タイプ1の特徴として、このような記述があります。

タイプ1ー改革する人
<重点を置くこと>
 正しく、きちんとしていて、分別があること。
 基準や自己向上、ルールを知ることに集中する。

▼出典


こんな「キチントさん」資質のあるタイプ1にとって、我が家が「とっちらかっている」状況は、かなり苦痛のはずです。

例えば、学生時代に独り暮らししていた時は、自分なりのいる・いらないの判断基準はしっかり持っていて、かなりスッキリ・整然とした空間をキープしていたかもしれません。


ところが、社会人になり仕事に集中するあまり、自宅は寝るだけ状態で先送りしている書類や未読本が山のよう・・・(だけど内心はそんな自分を許せず、厳しく批判)

あるいは、結婚し、家族が増えることで自分のキャパシティを超えた物量に見てみぬふり・・・(だけど内心は爆発寸前)

さらに、もう我慢の限界と自分の判断基準で捨てようとすると、家族から待ったがかかり、イライラの絶頂に・・・


そんなタイプ1は、「どう分ければ、捨てられる」のでしょうか?


タイプ1が陥りがちなパターン

提案をする前に、タイプ1が陥りがちなパターンをみてみましょう。

善し悪しの価値判断を下し、自分と他者を責める

エニアグラム【実践編】人生を変える9つのタイプ活用法より

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これを片づけに応用した場合、タイプ1が避けたいのは・・・

・あれを捨てたのは間違いだった、という自責の念
・私物や家庭環境をちゃんと管理できていないことに対する自己批判
・他者が自分が賢明だと思っている判断やルールを守らない

といったところではないでしょうか。


一言で言えば、「正しさ」へのこだわりが強いということかと思います。


こう分ければ、捨てられるかも?(タイプ1への3つの「分け方」提案)

そんなタイプ1へ、不要なモノを捨てるために、3つの「分け方」を提案させていただきたいと思います。

1、モノの所有者で分ける
2、使う頻度で分ける
3、手にした時のゴキゲン度で分ける


1 モノの所有者で分ける

今カオス状態だとしたら、まずは、

・自分のモノ
・共有のモノ
・他の人のモノ

で分けてみることをおすすめします。

それだけでもだいぶ「ホッ」とできると思います。

片をつけるべき対象は、自分のモノのみ!

それ以外は、対象外として物理的に分け、
いる・いらないの判断をすること自体、放棄してみてください。

親として、子として・・・の役割を果たしたくなるかもしれませんが、まずは「自分」という役割に集中します。

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2 使う頻度で分ける

客観的なタイプ1は、時間的な先のことを読んだり、俯瞰して物事を把握するのが得意だと思います。

それだからこそ、先読みし過ぎて、「いざという時のために」とか、「後で必要となったら困るから」と、ずいぶん古いモノ、使わないモノまで取り置いてしまうことがあるかもしれません。

そこで、捨てる前に、使う頻度で分けてみるのはどうでしょうか。

S 毎日使う
A 週に数回使う
B 月に数回使う
C 年に数回使う
X それ以下、使わない

SAは、VIP席待遇をしてあげたいモノたち。

自分が最も使いやすい位置に、うやうやしく配置します。

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BCは収納の奥とか、高い位置など、取り出すのがちょっとめんどくさい場所によけます。

Xは基本「全捨て」。売るなり、譲るなり、リサイクルするなり、破棄するなりして、手放していきましょう。


BCも、何かを出す度にざっと見直して、思ったより使う頻度が低いものや、やっぱり使わないなと思ったものを間引いて行くのがおすすめです。

SAは同じ役目を果たす新しいものが入ってきたら、古いのは入れ替えで捨てるをルールにすると、定数を維持できます。


3 手にした時のゴキゲン度で分ける

もともと真面目なタイプ1は、「片づけよう、こう分けよう」と決めさえすれば、コツコツ続けることができると思います。

「もう見直すモノがない」というレベルに達するのは時間の問題でしょう。

もちろん、そこで終了して、あとはキープモードにうつればいいのですが、さらに理想を追求したくなるのがタイプ1。

もう1ランク片づけ度を上げるには、そのモノを手にとった時のゴキゲン度で分けてみるのはどうでしょうか。

モノを手にとった時に
・ゴキゲン度が上がる
・変化なし
・ゴキゲン度が下がる

ゴキゲン度が下がるものは手放し対象です。

例えば、書き味の悪いボールペンとか、使い勝手の悪いイヤホンとか・・・

プチストレスを感じるものって身の回りに結構あるのですが、自制心の強いタイプ1は、つい「我慢」をしてしまうことが多いようです。

ストレスを感じやすい気質でもありますから、身の回りのものくらいはゴキゲン度が上がる少数精鋭だけに選び抜いていくと、パフォーマンスが上がるかもしれません^^


あなたの片づけチャレンジ、心から応援しています!


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片づけ習慣化コーチ 牛尾恵理

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