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うさアリ×片づけ習慣〜性格4タイプ別片づけ習慣術(2)〜

こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。

古川武士さんのこちらの本を参考に、性格4タイプ別の「片づけ習慣」について考察しています。

前回は、各タイプ別の基本特性をお伝えしました。

やると決めたら、
「ガーッと一気にやろうとする」のが、うさぎ。
「計画を立ててコツコツやろうとする」のが、かめ。

やる理由が
「問題解決」や「リスク回避」のためだと燃えるのが、アリ。
「目標達成」や「快楽獲得」のためだと燃えるのが、キリギリス。

こんなマトリックスになります。

引用元:性格タイプ別無料診断サイト

今日は、「うさアリ」タイプの「片づけ習慣」について深掘りしてみます。

うさアリ×片づけ習慣

うさアリの行動傾向は、「ガーッと一気にやろうとする」。
動機傾向は、「問題解決」や「リスク回避」のためだと燃える。

片づけについて、本の中から引用すると・・・

何事も一気にやるので、「これ以上散らかるのはないな!」と判断したら、スイッチが入りすぐに片づけます。しかし、完璧を目指して徹底的にやった結果、疲労感が残り、それが負のイメージとなって、次回の片づけへの腰が重たくなります。

「性格4タイプ別習慣術」古川武士著

私自身、うさアリタイプなので、この文には非常に納得です。

うさアリ的「成功パターン」

うさアリは、物事には「合格ライン」が存在しているような感覚・世界観で生きています。

こうあるべきだ、こうあってはならない、みたいな理想的な状態や、立ち振る舞い、考え方などがまずあって、理想的な状態を得るために、日々努力してしまいます。一言で言えば、「有言実行」が、正義。

そんな、うさアリ的「成功パターン」は、こんな感じです。

「これが、あるべき姿である」(具体的な合格イメージ)
 ↓
「ならば、現状では不合格だ(○点)」(問題の認識)
 ↓
「これではダメだ!解決しなければ!」(着火)
 ↓
「即・行動」(先手必勝)

これを片づけに応用すると、最初に具体的な「お手本」があることが、大きな効果を発揮します。

私自身、この1冊の片づけ本が全てで、「本に書いてある通りに」素直にやっただけで、本当に家を片づけ切ることができました。

シンプルに根が「マジメ」なので、基本から、教科書通りにやっていきましょう。ちゃんとできます。

曜日を決める
手順を決める
時間を決める
定数を決める
指定席を決める
など、「型」が好きな「アリ」心をくすぐる内容なので、オススメです。

うさアリ的「挫折パターン」

とはいえ、「ちゃんと」という言葉は、実に曖昧な表現です。

うさアリにありがちなのは、「お手本通りにできたら合格、お手本をちょっと超える結果を出して初めて「ちゃんと」できたと言える」と、「ちゃんと」のハードルを自分でやたら上げてしまうことです。

こんな感じ。

「これが、あるべき姿である」(師匠との出会い)
 ↓
「師匠を超えるのだ!」(躍起になって頑張る)
 ↓
「ダメだ、無理だ・・・」(すぐには師匠のようにはなれない)
 ↓
「投げ出し」

こうなると、もう、かつての問題解決への情熱はどこへやら。
「有言実行」をポリシーとしているだけに、自分を責め、いじけ、卑屈モードになってしまうこともあるかもしれません。

もし、そうなったら、
諦めずに、「お休み」しましょう。


うさアリは、他のタイプと比べて、圧倒的に「休み下手」です。

戦略的に「ちゃんと寝る」ことで、体力が回復すれば、また、いつもの問題解決モードに入ることができます。

戦略的に休める「うさアリ」は、進化系。
うさアリ2.0になるのだ、と思って、ちゃんと寝ましょう。


もう一つの挫折パターンの乗り越え案は、「合格ラインを捉え直す」こと。

例えば、こんなマインドセットはどうでしょうか。

「師匠は130点だからこそ、師匠なのだ。
弟子の自分は、100点取れれば合格だ。
110点取ればA判定だ!」

私はお手本にした本の「インテリア」部分は完全に見習わないと決めたことで、相当楽になれました。


そもそも片づけの優先順位が低い時には

問題解決好きな「うさアリ」は、ついつい「緊急で重要」なことばかりで一日が埋まってしまいがちです。

なので、自分の身体や、環境の「メンテナンス」は、優先順位が低く、どうしても疎かになりがち。

そんな時はどうすればいいか?本の中から引用します。

片づけ自体への緊急性と重要性が低い場合は、デメリットを書き出すことがおすすめ。「人を呼べない」「物を探すときに効率が悪くなる」」「子供が片づけられない人になる」「部屋が荒れているとイライラする」などで、問題を回避する動機に火をつけることが効果的です。

「性格4タイプ別習慣術」古川武士著

デメリットの書き出しは、「アリ」タイプにはめちゃくちゃ効果的です。

バッド・エンドを想像し、「こうは、なりたくない」というのが行動の動機づけになるからです。

特にうさアリは、
・無駄に時間をとられる
・余計な手間をとられる
・周りから注意される
・秩序がなく、カオスな状態
・タスクの先延ばし
みたいなことが嫌いです。

なので、会社のデスクはものすごく片づいているのに、自宅は手が回らず、気になりつつも、放置という方もいます。

このまま、片づけをしなかったら、どうなる?
そうなったら、どうなる?
さらに、そうなったら、どうなる・・・?
と、次々に悪い方へ進み、これ以上ないという最悪の状態を想像してみましょう。

このまま、片づけをしなかったら、最終的に(最悪の状態)になる

そんな未来は、全力で回避しましょう!

次回は、うさギリスについて考察します。

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