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週末の人生 カフェ、始めます/岸本葉子
積読本📚の中から、岸本葉子さんの小説、
「週末の人生 カフェ、始めます」を拝読しました📖´-
(2023,7,20 読了)
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読書好きな常連のお客様が岸本葉子さんの文章はいいよと教えてくださったので購入した一冊。
”カフェ、始めます”というタイトルに拝読前からワクワクしていました。
偶然知り合った老婦人の住むお家に一目惚れした主人公。
そのお家が取り壊される危機だと知り、お家を残す苦肉の策として週末だけの間借りカフェを始めることになるというお話です。
主人公は特に何がある訳でもなく、平凡なアラフォー女子。
カフェを始めるといっても、カフェ開業に必要な知識や技術もありません。
そういった状況の主人公が自分ととても近しくて、感情移入しやすかったです。
本作はフィクションなのですが、夢物語のような内容ではありません。
開業するまでの大変さや、開業してからの厳しい現実もしっかり描かれていてリアルさがありました。
本書を拝読して、私も自分の夢を見るだけで終わらすのではなく必ず叶えたいとも思えました。
そして、いつだかわからない死ぬときが来たら、後悔とともに思い出すのだ。心から好きと思えるものに出会えながら、好きなようにできる環境まで整いながら、あのときなぜ一歩を踏み出さなかったのかと。
そんな風にはなりたくないと思い、主人公はカフェ開業を決意しました。
私も今こうやって直前で二の足を踏んでいるような状態かもしれません。
いつかベストなタイミングが来るかもしれないと無駄な期待をしながら。
結局、チャンスは自分で作っていかないとなのですよね。
待っていたらいつまでもチャンスなんてこない。
さて、どのタイミングで一歩踏み出すか。
全ては自分次第です。
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