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ドレッサー/加藤健一事務所



昨夜、毎月恒例の市民劇場主催の『 #ドレッサー 』を観劇してきました。
演じたのは、俳優の #加藤健一 さんが率いる #加藤健一事務所 のみなさま。
ドレッサーは、『 #戦場のピアニスト 』の作者でもある #ロナルドハーウッド の作品です。




。* ❤︎… あらすじ  …❤︎*。

第二次大戦でドイツ空軍のロンドン空爆が続く緊迫のなか、「オセロ」の公演巡業を終えて次の「リア王」の舞台に向かう年老いたシェイクスピア劇団の座長兼俳優と、長年彼に仕える付き人(ドレッサー)が繰り広げる葛藤劇を息詰まるタッチで描いた作品。

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加藤健一さん演じる座長は、なかなか傍若無人な人なのですが、舞台俳優である自分に誇りを持ち、自分の使命を全うすることに人生を注いでいました。
そんな座長でしたが、戦争の恐怖と戦争における影響下で劇団自体にも大変な困難を強いられてしまい、心身ともに疲弊してしまいます。


疲弊しきった座長をなんとか鼓舞し、舞台に立たせようとしたのは、長年座長に仕えてきた付き人(ドレッサー)でした。
物語が進むにつれ、2人の関係の深さが私たちにも伝わってきます。
血の繋がりよりも濃い信頼関係で結ばれている2人。


そして、付き人(ドレッサー)の大きな愛。



長年大層尽くしてきた付き人(ドレッサー)に対し、座長の見返りは目に見えるようなものはありません。
ただただ、信頼を預けていただけです。
付き人(ドレッサー)自身、そのことに関しては不満も多々あるのですが、座長に深く信頼されていたという事実が、彼の付き人(ドレッサー)としての誇りだったのではないかと思います。



内容的に少し難しく、私なりに咀嚼してみましたが。。。
ここまでの関係になれることは、本当に稀だと思います。
まさに唯一無二の存在。魂の片割れとはこういうことなのかもしれないとも感じました。



そして違う側面から観てみると、ここまでに自分の信念を貫き、背負わされた宿命を全うできるということは、とても幸せなことなのかもしれません。



座長はリア王と自身を重ねていましたが、座長演じた加藤健一さんは、ご自身を座長と重ねたとインタビュー記事でおっしゃっていました。
加藤健一さんの熱い想いが込められた舞台を観ることができ、素敵な学びを得れた一夜でした。



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