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マクベス



昨日、母に誘われて、久しぶりに観劇してきました。


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#シェークスピア#マクベス は、タイトルは知っていたけれど、原作は読んだことはありませんでした。


。* ❤︎… あらすじ …❤︎*。

反乱軍との戦いに勝利したマクベスは、共に戦ったバンコーとともに意気高く国王・ダンカンのもとに急いでいた。
その途中、三人の魔女たちに出会う。
魔女たちは
「やがてマクベスはコーダーの領主となり、その後は国王になる」
と予言する。

思いもかけない予言にマクベスは動揺するが、使者たちにより、勝利に貢献したマクベスを国王はコーダーの領主に任じたことを知る。

魔女たちの予言が的中したのだ。
ということは…。
城に帰って夫人にこのことを話す。
「おめでとう、運命はそう約束したのよ。
だって運命は気まぐれにあなたの頭に王冠を載せたりしない筈。
でも忘れないで、その王冠を自分の頭に載せるのはあなた自身だってことを!」

果たして運命の扉は……

。* ❤︎… …❤︎*。。* ❤︎… …❤︎*。

元々は、忠誠心の強い勇敢なマクベスが、強欲になり破滅していく様は狂気でした。

この物語で表層的に学べることは、欲に塗れた人間の結末でしょうか。


私的には、自信の無さが招いた悲劇というところかなぁ。
マクベスという人は、元々自分に自信が無かった人ではないかと思うのです。

国王への忠誠心が溢れていた頃は、国王の為に一生懸命頑張れたのでしょう。
そのお陰で、国王からの信頼を得て一躍英雄へと上り詰めます。

ところが、元来自分に自信のないマクベスは、欲深い夫人の言いなりとなり、国王を裏切って殺してしまい、自らが国王になり暴君化していきます。


自分に自信がないということは、自分が無いということ。
いつも不安に怯えなければいけないので、人を支配してコントロールしていないと不安になります。

自分が無い人は、誰かに依存していないと自分を保てません。
それが国王であったり、夫人であったり。

自分が無いまま突き進んだマクベスは、依存していた国王と夫人を失ってしまっただけではなく、自分の居場所すらも失ってしまいます。


これ、自分たちにも身に覚えがあるような気がします。
恋人、夫婦、親子、会社、社会などで、人を支配してコントロールする人たちの本質は自分の無さ。


マクベスを観て、改めてしっかり自分をグラウディングすることの大切さを感じました。
今一度、その怒りや悔しさは、自分本位に人をコントロールしようとしていないか考えたいものです。


よくよく考えたら、私は世界の、日本の名高い文豪たちの本を読んでいません。
ちゃんと読みたいなと思いました。





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