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薬屋のホンネ 子育て世代へ、タミフルが手に入らない!?

昨今の報道にもあるように、
インフルエンザの薬でとても有名な
「タミフル」
が薬局に入ってきません。

正確に言うと、
「タミフルドライシロップ」
が入ってこないのです。

タミフルは
カプセルとドライシロップの2種類があります。
カプセルは 💊 のことです。
ドライシロップは、要するに粉薬になってます。

このうちドライシロップの方だけが、
まったく入荷停止中なのです。
(一方でカプセルは元気に入ってきてます。)

タミフルドライシロップが入ってこないのが何が問題かというと、、、
「体重37.5kg未満の子どもにタミフルが使えない」
ことです。

タミフルカプセルは
「成人」と「体重37.5kg以上の小児」
に使えます。

薬の業界では、小児の定義が
「7歳以上、15歳未満の児」
となっているので、
どんなに瘦せ細ってても大人は「成人」の扱い、
どんなに太ってても6歳児は「小児」の扱い、
となります。

タミフルカプセルが使えない子ども、つまり、
 ・体重37.5kg未満の子
もしくは、
 ・7歳未満の子
はドライシロップを使うしかありません。

このドライシロップが完璧に入荷が止まってて、
本当に手に入らないのです。

そのため、ドライシロップの代わりに、
「脱カプセル」
という裏技を使います。
文字通り、カプセルを手で開けて中身を粉薬として使うというものです。

「じゃあタミフル飲めるじゃん」
と思ってしまいますが、、、
要はドライシロップに比べて味が悪いのです。。。

ドライシロップはお子さんが飲めるように味付けがしてありますが、
カプセルにそんな工夫はありません。
カプセルに封じ込めてそのまま水で流し込む用なので、
中身の粉は、素材そのままの味なのです。
そして、苦い。

そんなん飲めるか!
って人に。
インフルエンザの薬はタミフル以外にもあります。

続きは後日。

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