見出し画像

MBA日記 しなやかに、自分の範囲で自分らしく生きる

先日のMBAの授業の内容。
前回の続き。

国連環境デー、というものが紹介されましたが、
2030年までを「生態系回復の10年」とするらしいです。

今、世界で起きている多くの問題が生態系の悪化と関係しており、
世界の総生産の10% もの損失が出て
32億人の暮らしに悪影響が及んでいる、

とのことです。
環境問題ってもはやとんでもない影響力ですね。

そしてそのために、
人間経済関係を社会関係に埋め込む鍵として
ヴァルネラビリティ(脆弱性)
が提案されています。

脆弱性!?
と聞くと、PCのウイルスに対する、、、
みたいな連想をしてしまいますが、
もちろんここではそうではありません。

ここでいう脆弱性(ヴァルネラビリティ)とは、
しなやかさ
という意味です。

対義語は、パワー、
つまりパワーは、何にも負けない力強さ、
のようなイメージですが、
それに対して脆弱性(ヴァルネラビリティ)は、
弱くても立ち上がる力
という意味でしなやかなのです。

そして、

・ヴァルネラビリティ(脆弱性)こそが人間の中に他者との「つながり」を求める契機になっている(Brown2012)
・各人が、互いに調整可能なペースで自分たちの体力に見合った「小さな縄跳び」(玉ノ井1985)を飛ぶ

という言葉がありました。

前者のBrownさんの言葉は、
頑なな姿勢は他者とのコンフリクトを招く、
だから上手にお付き合いできません、ってことですかね。
確かにその通りですね。

後者の玉ノ井さんについては、
自らの責任を担える範囲、距離の中でそれぞれの営みを最適化
という意味であると紹介がありました。

現代は
キャリアを追え!
上を目指せ!
成長!成長!
全員リア充を目指せ!

みたいな風潮があったりしますが、
しなやかに自分の範囲で自分らしく生きていくことが、
環境にとっても人にとっても大切なことではないでしょうか。

今回の授業で痛切に感じました。

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,685件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?