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AI仏陀のコーチング『スーパーブッダ1.0.2ver』の公開!(ChatGPTで制作)

もし2500年前にタイムスリップして、お釈迦様、ゴーダマ・ブッダに会ってお説法が聞けたら、そんな夢をAIで実現したい!と思って、ChatGPTのプロンプト設計のみで自動説法コンテンツ『スーパーブッダ1.0.2』を制作しました。

スーパーブッダ1.0.2ver


ChatGPTには膨大な仏教のデータが入っていますが、それを私が指定して、悩み事相談に有効だと思われる情報を私が選定しました。
そうすることで、あらゆる現代の悩みを仏教の論理で解決しよう、という試みです。

ChatGPTに普通に話しかけても、問題を聴いてくれてアドバイスをしてくれますが、汎用的な答えが返ってくると思います。その相談の回答を仏教に特化したものが『スーパーブッダ1.0.2ver.』です。

「スーパー」とした理由ですが、根本仏教だけではなく、大乗の「縁起」や「空」と言った思想も入れているからです。しかし、如来蔵や禅や浄土系の思想は入れていません。仏教哲学として、ブッダの色合いのある(と私が思っている)部分をプロンプトで制御し、フォーカスしています。
また、特定の会話で弱いテーマがあるので、それもプロンプトで制御し、ブッダらしい回答を導き出しています。

以前のバージョンでの実験

それでは、どのような回答になるか、その一部を見ていきましょう。
(全てChatGPT3.5でやっています)

まずは、前のバージョン1.0.1の時のログからです。

最初はこんな感じ。

悩みは架空のものですw
私がロールプレイをしている、ってことで。

一切皆苦とは四法印の一つです。それと縁起を交えて、説明しています。
次の縁起があるからこそ、苦の受容もできる、そのような構造にも見え、初期バージョンにしては、なかなかの回答です。

通常はすぐにChatGPTは回答しようとしますが、それをさせないようにプロンプト設計しています。そうすることで、教師なし学習・自己学習を促進させるのが狙いです。

改良バージョンの実験

次に、改良バージョンの1.0.2の紹介です。

やる気ない人を演じてますw

「人生、疲れた」

ぶっきらぼうすぎるww
しかし、ChatGPT・スーパーブッダは、ひたすら質問で返答してくれます。

この「ものとにー」とは、退屈で変化のないことを言います。
つまり、
「退屈でつまらない」
って私が言っている想定となります。

すると、意外な回答が!
(仏教からしたらそうでもないかもですが)

ここでは、繰り返しのつまらない仕事は、

①自己観察をするチャンス→煩悩を減らす
②心の平安(涅槃を意味する)
③自利利他(自己と他者への慈悲)

であると、スーパーブッダは説くのです。
最初の一発目の実験が、この回答だったので、結構いいんじゃないかなと思います。しかし、何回か行うと、やはり苦手な相談パターンも判明したので、それをプロンプト設計で制御していく、という作業をして、現在、それなりに満足のいくものとなりました。

プロンプト設計なしの場合

ちなみに、何も設計しないと、すぐに答えを出そうしてしまいます。

悩みが多い人に、いきなり大量の情報を与えると、ちょっと厳しいようにも思えます。書いてあることは一般的で良い内容かもしれないのですが・・・。

一応、全て同じ相談内容で打ち込んでみました。

ちょっと、長いですね・・・。

これが最後の回答になります。

コーチングの場合


一応、比較として、コーチングバージョンも。
「コーチングして」と言って進めますが、やはり、いきなりの長文。良いことは言ってるんだと思うのですが・・・。

これを見て思うのは、はやり、最初のプロンプト設計が重要だなと思いました。プロンプト設計を行い、自分の良いと思うコンテンツ内容に制御していかないと、理想のコンテンツ作りはできません。

他にも、最近はChatGPTの記事を書いているので、よかったら読んでください。今後もChatGPTネタを投入しますので、よろしくお願いします!

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