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損害保険会社の保険金支払部門の良いところを5つ語りたい

こんにちは、CPCUというものすごく難しい試験勉強をしなきゃで追い込まれているのですが、そういう時ほど部屋の掃除をするでもなく、noteが書きたくなってしまうMBA損保マンです。

本日は、損害保険会社の保険金支払部門の良いところを5つ語りたいと思います。

保険金支払部門とは、例えば自動車事故を起こしてしまった契約者に車両保険で修理代を払ったり、相手方がケガをしていれば対人賠償保険金を支払う部署のことです。

保険会社によって呼び方は違いますが、損サと呼ばれることが多い部署です。人気のある花形部署か・・・と聞かれればその反対でしょうか(笑)。

早速行きます。

保険金支払い部門の良いところ①交渉力UP

・電話対応に強くなります。

・相手の姿が見えない電話で、難しい示談交渉を常時しているので、会って話をすればもっと簡単に話をまとめられるようになります。

・交渉力が強くなる。

これ大事ですよね。

交渉をしなくてはいけないことってこの世の中たくさんありますよね、レストランのオーダーミス、引っ越し時にあれも壊したこれも壊したと多大な現状復旧義務を請求されてみたり。。

なんにせよ、交渉が強くなります。否が応でも、示談交渉というもめ事の解決をするのが仕事で、一日にもめてる電話を10本や20本する訳なので、交渉力がつかないわけがない。

どうです?交渉力のつく仕事がしたくなったんじゃないでしょうか?

保険金支払い部門の良いところ②セルフコントロール

・大人になってバカヤロー!金払え!払い渋りだ!こっちは被害者だぞ!なんて言われることないですよね。

・なんと、保険金支払部門なら日常茶飯事なんです。自分が起こした事故じゃないのにひどいことを言われたりします。

・そういうのが嫌な人は気を病んですぐに会社にこなくなったりもするのですが、大半の人は「慣れます」笑。

・慣れてしまうのがいいのかどうかはわかりません。でも、強くなります。

・他人の起こした事故だ、自分は仕事でこの人と接しているんだ、と何というか自分を交渉する人なんだと客観視するし、交渉している自分を俳優だと思って演じている感じになります。

・とにかく、怒っている人に一緒になってこっちも怒ったりとか、電話口で泣いている人と一緒に泣いてとか感情的にならなくなります。

プロフェッショナルらしく、冷静な対応ができるようになります。

どうです?セルフコントロールが自然と身に着けられる仕事したくなりません?

保険金支払い部門の良いところ③文章読解力

・約款を読むんですよ

・約款とは難しい文書が並んでいるんですよ、こういう時は払える、こういう時は払えないと、保険と言う商品の説明書ですね。

・保険金支払い部門は約款を読まないと仕事になりません。もちろん読むだけではなくて、この約款の何条に記載の一文が意図するのはこういう意味で、例えば・・・とすらすらと説明できないといけません。

・難しくさせるのは、毎年のように約款は変わるんですよ。保険商品がすっこしずつ変わるからです。

・2019年の商品は払える。2020年の商品は払えないと、ひっかけ問題もあるので注意を要します。

・勢いあまって払えますって言った後によくよく約款を読んだら払えなかったら地獄が待っています(💦)

・難しい文章を読み解く読解力が自然と身に付きます(身につかないと死にます)

どうです、読解力が自然と身につく仕事やりたくなったでしょう?

保険金支払い部門の良いところ④逸失利益が計算できる

・逸失利益とは、事故で後遺障害や死亡という結果が生じて、将来得られるはずであった収入が得られなくなってしまった減少分です。

・要は、事故があったせいでその人が損する分です。残される家族は困ってしまうので、その減少分に保険をかけるわけですね。万が一があっても生活に困らないように。

・保険金支払い部門は逸失利益を計算して、お支払いをしているので、なんと自分の逸失利益を計算できるんです。

・自分が明日交通事故でひき殺されたら逸失利益は一億円だなとか。

・60歳で死んだら、平均余命の80歳まで生きるとして、年金やら生活費控除を踏まえて、3000万円だな、とか。

どうです。このスキル欲しいでしょう?ライプニッツ係数使いこなせたらモテますよ。ごく1部の女子から。。(たぶん)

保険金支払い部門なら自然と身に付きますよ。

保険金支払い部門の良いところ⑤チームワークを学べる

・楽な仕事ではありません。そして誰の助けも借りずに一人ですべてを対応していくことはかなり難しいです。

・社内の医療専門の人の助けを借りて

・車両損害をみるアジャスターの力を借りて

・ケガの担当と物損担当と協力して

・時には本社と連携して、高額支払い事案の稟議を通して

・弁護士に話を聞いて

・医者の話を聞いて

・代理店と連携して、契約者に支払いができる、できないの説明を丁寧にして・・・。

難しくて、時にしんどい仕事だからこそ、みんなの力が必要で、自分もできる限りのことを周りのメンバーにしてあげあたいと思うし、時に自分がいっぱいいっぱいの時は力を貸してもらって何とか乗り切るしと。

団体戦です。

体育会とかで育った人はわかると思うのですが、まさに

All For One, One For All。です。

どうです。そんな仕事がやりたくなったのではないでしょうか?

まとめると

損害保険会社の保険金支払い部門(通称損サ)いいよ、と言う話でした。