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松山本屋案内 3

古書猛牛堂

伊予鉄の市内電車で道後温泉方面へ。終点道後温泉の1つ前、湯築城のあった道後公園から歩いて数分のところに古書猛牛堂はあります。おそらく、日本の古本屋ヘビーユーザーはその名前を知っている、もしくは買ったことがあるかもしれません。自分もこの本屋は日本の古本屋で知りました。

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古書猛牛堂 外観

外の均一本にレコードやポスターなど、かなりいいものが揃っていました。個人的には外にあった全集のうち1冊は買いたかった、と思ったものの、これは荷物が...となり断念。中に入って見ます。中は天井まで棚が伸びる。ジャンルは人文、社会、芸術の硬い本から文庫や新書、エッセイまで幅広く取り扱っていました。日本の古本屋の紹介には、以下のように記載がありました。

「基本図書の充実した、ベーシックな古書店を目指しております」

そのものズバリでした。基本はジャンル分けをしながら、文庫や新書はレーベルごとに、晶文社のエッセイ本もまとまった配置でした。こういう古本屋、地域に1軒あると非常に通いたくなります...今回伺ったのが閉店1時間前というなかなか厳しい時間でしたが、ざっくり見て目についた本を手に取り、会計へ。そのタイミングで少し店主から話を伺う。オープンは2013年。元々はネット専門だったものから2018年頃に店売りも開始したとのこと。愛媛の出身の店主、東京で仕事をし、引退した後に道後で店を開いたそう。本が好きな方が出身県に戻って古本屋を始めるのは、長崎の古書五合庵もそうでした。自分が本屋を回っていることを話すと、「愛媛堂は行くべきだ」という話をしてもらいました。松山で一番長くやっている古本屋だそうで、古本屋好きなら行くべき、と店主から推してもらったので、猛牛堂に行った翌日、行ってみましたが今回はここに記載はしません。

今回買った本

今回買った本は『万馬券は馬情に散った』(晶文社)の1冊。ちょっと今年の3月辺りからとあるゲームを始めまして、その影響をモロに受けた購入となりました。他にもタイトル買いしそうになった本が1冊ありましたが、こちらは出版関係の本ではなかったため、購入には至らず。




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