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2020年2月 鹿児島本屋巡り 3

3軒目へ

ブックスパーチを後にし、3軒目へ。次の本屋は市内中心部から離れた場所にあるため、市電で終点の谷山まで乗車。そこから更に徒歩10分くらい。ここに行くなら鹿児島中央から指宿枕崎線に乗るほうが楽です。JRの谷山駅から3分はかからないですし。

猫待屋 外観

初日最後の本屋は猫待屋。なんとこの日がオープン初日。機内で「本日オープン」のツイートを見かけたので(新しい古本屋が開くというのは行く2週間以上前には知ってましたが)やはりここは行かねば。オープン初日を引き当てたのは友人達とやった谷根千本屋巡りでの古書木菟以来です(棚のところどころに穴を作るくらいは買ってました)。棚は民俗学(「にんべん」の方です)メイン。妖怪に漫画に猫。子供向け(児童書)もぼちぼちありました。一応、ほんの少しですが文化人類学は手ほどきを受けたことがあるので、棚の本では読んだことがあるものなどもありました。
ここは職住一体の古本屋。同様のモデルは京都の誠光社、向島の書肆スーベニア、長崎の古書五合庵あたりでしょうか。

オープンしたての本屋の棚はかなりきれいなんですよねぇ。ここからどのように棚が変わっていくか、しばらくしたら再訪してみたいものです。軽く話をして帰るつもりが長居してしまいました。古本屋なので古書組合に入っているのか、民俗学の棚の話(宮本常一、折口信夫とか。個人的には赤松啓介が好み)など。話の中で間借りの話をしていたらたまたまそこから話が繋がり、『日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)を参考に店のコンセプトを決めたという話を伺うことができました(著者に直接話してないのを書きながら思い出しました...)。

3軒目のあと...

店を後にして一旦ホテルに入る。預けておいた三脚を拾っていづろ通りに出没。市電を軽めに撮ってから、ホテル近くの居酒屋で美味い飯と美味い酒を堪能して、日付が変わるくらいに就寝。普段は酒を入れないのですが、今回はそこまで回る数が多くないのでちょっと寝坊しても大丈夫だろうと思ったので...

鹿児島の夜 山形屋、ライトアップするのですね

夜に食べた角煮

今回買った本

今回買った本は『夜店 夢と郷愁を売る 商法の不思議とテキ屋の世界』(徳間書店)。なかなか面白そうな本だったの買ってみました。

あと、オープン記念だったので、蔵書票もいただきました。

猫待屋の蔵書票

広隆寺弥勒菩薩坐像のような猫の蔵書票、なかなかいいですね。自分は蔵書票を集める人間ではないですが、少々見てみたら面白いかもしれませんね。

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