日記 福岡クリスマスマーケット
なんだか急に冷え込んできた気がする福岡。冬の天使が街に下りてきて私の頬にキッスをしたようでついうれしくなる。
いや嘘。全然うれしくない。寒いのは嫌だ。あと冬の天使って誰だ。逆セクハラで訴えるぞ。天使とはいえそういう時代じゃないからな。ちなみに具体的にどのくらい寒かったかというと、昨日の福岡の気温は最高21℃最低15℃だった。寒いと感じたのは私がただ薄着だったからなのでした。どうもすいませんでした。
気温は高いのに街はもうクリスマスに向けて発光しだしていたので、家族で「福岡クリスマスマーケット」とやらを見に行ってみることにした。
博多、天神、中洲など福岡市の都心部をクリスマスツリーやイルミネーションが彩り、出店やステージイベントもたくさんあって盛り上がっているらしい。いろいろ会場があってどこに行けばいいかわからなかったが、とりあえず福岡のセントラル・パークこと天神中央公園に行ってみた。
光!光!光!
光る公園の外周をぐるりと歩くと、どことなく北欧っぽい三角屋根の出店の数々。クリスマス雑貨、チキン、ぐるぐるソーセージ、ドイツビール、ホットワイン、ケバブ、豚骨ラーメン、もつ鍋、焼鳥、おでん。クリスマスなのに若干福岡色を隠しきれていないラインナップがまた良い。ああ、大人だけで電車で来たかったな。
出店の合間にはサンタのオーナメントやらいろいろが並ぶ。サンタは正統派のやつもいれば、半袖アロハだったりやたら細身だったり同じやつがいない。演奏する熊ロボットやらギラギラに光る車やら、なんのこっちゃパンナコッタなやつもちらほら。もっと写真を撮ったけども家族が写っているので載せられない。大量のスカウトの対応が大変になるのでね。すいませんね。
メインステージではバイオリンとピアノがクリスマスソングを演奏し、楽しい音楽が空間に溶け込んでいる。なんというか、この空間の人がみんな明るい顔をしているのが良かった。みんなそれぞれ好きなサンタと写真を撮ったり飲食スペースで乾杯していたりいろいろだ。みんな幸せが服を着て歩いている。
幸せな雰囲気というのはすごい。保育園のインフルエンザのように簡単にこちらにも感染して、こどもたちもすっかり高揚していろんなサンタのところへ飛び込んでいた。ポツポツと降りだした雨すら濡れた地面が光に反射して「光増量の演出ラッキーじゃん」と思った。
傘を持っていなかったので近くのファミレスに避難して、夕食を済ませてそそくさと帰った。街の中で手をつないで歩く妻とこどもたちを後ろから写真に撮りたかったけど、いよいよカメラが濡れて心配だったのでリュックにしまった。クリスマスマーケット、来て良かった。