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45年前のカメラを使ってみる

先日、長崎に帰省した時にふと義父が古いカメラを持ってきた。義祖父が昔使っていたものをずっと残していたらしく、「三毛田君は写真撮るとが好きって言いよったよね?これ使えるかわからんばってん」と譲ってくれた。

Canon AV-1、調べると1979年に発売された一眼レフカメラらしい。つまり今年で45歳、私より10年も先輩である。外側は少しホコリっぽいところもあるものの、見た目的に破損しているところは特になさそう。なによりレトロでめちゃくちゃかっこいい。これが年の功ってやつか……!

どれが何のダイヤルなのか全然わからないが、とりあえずAV-1先輩すいません、初めてなんで間違ってたら言ってくださいネ…エヘヘ…と童貞っぽいことを言いつつ適当に触ってみた。

左側のレバーを持ち上げると裏蓋が開いた。フィルムを入れるところだ!
レンズ横に電池を入れるところ。初めて見るサイズの電池だ…

どこを触ってもうんともすんともなのは壊れているからか、それとも電池もフィルムも入ってないからか。むう、撮ってみたい…!ムラムラワクワクしてくる。抑えきれずAmazonで探してポチってしまった。

フィルム1個で1899円。これで36枚しか撮れない。なんちゅうコスパの悪さよ。スマホで無限に撮影できる現代技術のありがたさを感じるな。そう考えると、父の幼少期の写真がおせんべいの缶にたくさん詰まっていたのをいつか見たことがあったけど、あれはすごく貴重な物だったんだなあ。親の愛やでしかし(横山やすし風)。

ちなみに電池はAmazonで1個1978円、あとフィルムの現像はカメラのキタムラで1830円する(スマホへのデータ転送付)。全部で6000円弱!ひぃ!

電池とフィルムをセットして、試しに適当にシャッターを押してみたら「カッチョン」と音がした。おお!と、撮れてるのか…?よくわからないが裏蓋を開けると光が入って写真がダメになってしまう。もちろん写真を確認する画面なんてない。とりあえず撮れていると祈るしかないのである。信じる気持ちが大事マンブラザーズ。

そして今日、福岡市動植物園に行ってみようという話になったので満を持してAV-1先輩を持っていくことにした。

ここから先はAV-1で撮影した写真を載せています。様々な動物たちの美しい毛並み、息づかいが伝わってくるような躍動感、レトロなカメラならではの味わいをお楽しみください。





うん。完全にボケてるしブレてるし色褪せてるし。かろうじて何かわかるものを選んだけど他はもっとひどかった。

ちなみにこのカメラについていたレンズだが、焦点距離135mmの単焦点レンズというなかなか玄人向けのものだった。よくわからん人に向けて解説すると単焦点レンズというのは全くズームができないレンズのことで、焦点距離135mmというのはけっこうな望遠レンズになる。あとピントも自力でレンズをくるくるしながら合わせないといけない。ムジィよ義祖父。

あとせっかくなので初公開の三毛田家のちゃんと正面向いてる姿も紹介しよう。

妻です
妻が撮った私です

どうです?三毛田イケメンすぎて惚れたって?あーそうかそうか。やっぱ写真うつりがいいからなー。映えてしまうのよ。わかるわー。

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