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パリ(コロナ禍)のポジティブサイド

こんにちは!おはようございます!こんばんは!
パリでハンドメイド・ブランドを運営しているMAZです。

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今日も窓の外で奇声【まだ救われるのはその奇声が笑いを誘うものであること、今日は誰かの大声でのハッピーバースデー♫(感情こもりまくり)が聞こえた】を発する人たちがいる。

フランスでの外出制限が4週間目に入り、目に見えて人々の中で「もうちょっと限界。けどもう少し頑張ろう。できるだけストレスを減らそう。」という感じが漂っている。同居人も今日はやたらと掃除に精を出していた。気持ちがわかる。せめてずっといるところを快適に。コロナに対する小さな抵抗。

そんなこんなのコロナ禍のパリでのちょっといい話。

4週間前、私たちは、当たり前に桜の咲き始めたシャトレ駅(パリの新宿・渋谷的な駅)に向かい、友達とテラス席でワインとフリッツ(ポテトフライをそう呼ぶ)を食べていた。まだまだ寒かったものの、なんとなく春の訪れも感じられていて浮足だっていた。来週はどこへ行こうか。夏のバカンスは何をしようか。そんな話題で持ちきりだった。常に私たちの視線はこれからくる夏や未だ訪れたことのない場所や人に向いていた。遠く中国で言われてるコロナなんて遠く海外のニュースであって、自分たちには関係ないと思っていた。

だけど、

3月17日。

突然の外出制限。その時ですら、なんとなく、外出制限なんてちょっと大げさだ。そんなに大きな問題にならないだろう。2週間もすれば、外に出れるだろう。そんな楽観的な気持ちでいた。

それから、死者数や感染者数が増えていき、それどころではなくなった。私たちは、コロナ後の世界をなかなか想像しづらくなって、将来への漠然とした不安を持つようになった。

これから世界はどこに向かうのだろうか。

一人で考えていると底のない沼にどんどんはまっていく感じがした。

だけど、そんな時に友達や同居人から連絡がきて。

あ、一人じゃなかったと気づくことが多くなった。

日本にいる両親への想いも日に日に強くなっていった。

確かにコロナが引き起こしたこの今の状況は災難以外のなにものでもない。ネガティブな事実を挙げればキリがない。

だけど、ふとこの毎日を振り返った時、自分の身近な人に前より頻繁に電話するようになったり、道ですれ違う老人とできるだけ距離を保てるよう動いている自分がいたり、スーパーで人とぶつからないようにお互いに気をつけていることに気づいたり、自分の周りにいる人たちのことをよく考えるようになったことに気づいた。

確かに、4週間前の世界は、広くて新しいものに満ち溢れていて、まだ見ぬものに期待を膨らませていたけれど、今の地に足のつきすぎた。まるで目に見えない足かせが付いたような世界も周りの人をよく見て気遣うようになったという意味では悪くないかもしれないと思えるようになった。
買い出しで外に出れば周りの人からも気遣い合いを感じて、しかも誰彼構わずフェアにそれを感じて(ホームレスのおじさんから笑顔で挨拶されて嬉しくなったり、窓の外を見てる子供から手を振られてこっちまで笑顔になったり)何回か胸が熱くなった。

大げさかもしれないけれど、自分の生き方だってよく考えるようになった。明日誰でも死にうる。そんな当たり前のことを4週間前はすっかり忘れていたと思うのだ。明日死にうるなら、今何ができるか。幸せって果たしてなんなのか。前より自分の内側に真剣に向き合えるようにもなったと思う。

皮肉だけれど、それは全部コロナのおかげ。

正直、コロナのせいで苦しいことや悲しいことの方が多いけれど、物事には常に二面性がある。きっとその反発で、別の側面から見れば、良くなったこともきっと必ず見つかる。

フランスで徐々に解除が始まるとされている5月11日まで、できるだけポジティブサイドを見ていこうと思う。

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宜しくお願いします!

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それではまた!素敵な1日をお過ごしください。

若しくは、1日お疲れ様です!今日も頑張りましたよ!ご自身をいたわってゆっくり休んでくださいね!

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