見出し画像

パリで移民のわたし。

こんにちは!おはようございます!こんばんは!
パリでハンドメイド・ブランドを運営しているMAZです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

パリで、私は移民だ。

日本で生活していた時は、移民の人に出会うこともほとんどなかったし、移民という言葉は言葉として知っていても、実感として、その言葉の意味を理解することはなかった。

けれど、パリに来て私は自分が移民であるということを嫌というほど自覚している。

例えば、

私はこの国でビザがないと不法移民として扱われる立場にある。

私が話す母国語は基本的には誰にも伝わらない。

私の生活の周りにある音や表示をほとんど理解できない。

独身の私にはこの国で家族という居場所はない。

仕事を探そうにも、ほぼ全部の仕事の前提条件、募集要項から外れている。

などなど。

挙げたらキリがないし、フランスの自国民でない、つまり移民ということを常に自覚せざるを得ない。

フランスに来たのは自分の選択だし、確かに自分はフランス国民じゃないから、移民であることを受け入れざるを得ないのだけれど、

たいそうな言い方かもしれないけれど、同じ人間なのに、どうしてこうも扱いが異なるのか?と憤ることもしばしば。それでも、日本国民でかつフランスでは移民の私の扱いというのは、多分マシな方だということもよくわかっていて、パリの街角には、難民の物乞いの方もたくさんいて、自分の国籍やスタンス、アイデンティティなどについて常々考えさせられる。

そして、最近、Netflixで(ちなみにNetflixはフランス語音声・日本語字幕や英語字幕で見ると勉強になります^^)ステートレスという手違いでオーストラリア国民が難民収容施設で10ヶ月間を過ごしたという実話に基づいたドラマを見たのだけれど、主人公の女の人は婚期を逃した女性で(私と同じ笑)、新興宗教にハマって、そこで性的虐待を受けたことがトラウマとなって、身分を隠したことでオーストラリアの難民収容施設に入れられて。。。という話だったのだけれど、お話の中には、アフガニスタンからの難民の方の話なんかも含まれていて、自分なんかは本当に恵まれていて甘ったれているなと思わされること、この上なく。

パリに来て、移民・難民問題により興味を持っていたからこそ、見た後にしばらくぼうっと、(自分にはどうにもできないところが悲しいところなんだけれど、考えることに意味があると思ってる)国籍とか、移民とか、国境とかって今回のコロナでも大きな境目になったけれど、それって本当に必要なのかなとか、常に国の政策に踊らされる今の世の中って本当に正しいんかなとか、壮大なことを考えてしまった。パリの夏の夜でした笑。

とりあえず、Netflix、ステートレス。オススメなので、一度ご覧いただければ^^

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

online shop→https://maz-official.myshopify.com/

instagram→mazsince2020

良かったら覗いてもらえるととっても喜びます♡

宜しくお願いします!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

それではまた!素敵な1日をお過ごしください。

若しくは、1日お疲れ様です!今日も頑張りましたよ!ご自身をいたわってゆっくり休んでくださいね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?