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ゆっくりママになるために

こんにちは!mayumiです。

noteに思いを書くうちに、ママと赤ちゃんとつながりたいな、わたしにできることはなんだろうと考えることが増えてきて、今できることから行動してみようと、かたちにしたのが前回の「ゆっくりママになれる場所」でした。たくさんの方が見に来てくださりとても嬉しいです。

これからも嬉しいことをひとつずつ積み重ねておもいをかたちにしていけたらいいなとおもいます。

#助産師 #栄養学#妊娠前からできること#妊娠#出産#これからママになる人へ#これからパパになる人へ#子育て#開業準備#女性の不調

エピソード

仕事と子育てどうやって両立してきたの?と聞かれることがありますが、わたしはそんなになんでもうまくできるタイプではないから、その時々のバランスのいい配分を考えながらやってきました。大好きな助産師の仕事は忙しいながらも充実していたし、家のことは子どもたちとのコミュニケーションを最優先にして、家事はできるときにまとめてやるようにしたり手を抜きながらやっているつもりだったけれど、ある日突然こころもからだもぱったりと動かなくなってしまったことがあります。

こういう時はじたばたしても仕方ないから、休養しながら生活を見直すことにしました。そのころの私の優先順位は仕事=こども>自分だったから自分のことはあとまわし。朝ごはんはコーヒーで済ませて昼は仕事の合間にささっとおにぎりを詰め込む、遅くに帰宅して急いでごはんの支度をして子供たちと食べる。夜勤や遅番業務のシフトも入っていたからとっても不規則な生活で寝る時間もばらばらだったから、なかなか寝付けない日も増えていました。疲れがなかなかとれなくて休みの日は1日寝ておわってしまうことも多くなっていました。

できるところから変えていこうとたくさん本を読んだりして調べていくうちに「ひとはたべたものでできている」ことを思い出し、栄養学の勉強をはじめました。食事を見直し、生活を見直すことですこしづつ元気を取り戻すことができました。

助産師としておもうこと

不調から元気を取り戻す経験をして今おもうことは、生活や食生活を改善、習慣化して効果を得るのには時間がかかるということ。こころとからだが元気でいるためにはやっぱりごはんをちゃんと食べることが大切だということ。

女性の社会進出が進み女性のライフスタイルは大きく変化しています。不規則な生活、ストレスを抱える人も多くなっています。不規則な生活が続くと食生活にも影響し、欠食や栄養の偏りは月経不順、低血糖、貧血、自律神経の乱れに繋がることもあって、若い女性でも慢性的な疲れ、めまい、朝起きられない、不眠、心の不調を感じている方も増えています。流行りのダイエットによるやせ型の女性が増えたことも慢性的な不調のある女性が増えた一因と考えられます。

厚生労働省
平成29年国民健康・栄養調査 結果の概要


妊娠するとホルモンバランスやからだのしくみ自体が大きく変化して、個人差はあるけれどこころやからだのマイナートラブルも重なるから、さあ生活や食事を変えましょう、体重に気を付けましょうと言われたところで習慣はすぐには変えられないし、難しく感じる方も多いようにおもいます。そのまま出産という大仕事を迎えてすぐに赤ちゃんとの生活が始まります。自分一人のこころとからだの健康を守るのがせいいっぱいの状態で赤ちゃんのお世話をしているママも少なくないと感じています。

栄養不足のママと、低出生体重児や赤ちゃんの将来の生活習慣病の関係も注目されていることから、妊娠前から赤ちゃんのこと、ママのこころとからだのことを一緒に考えて、新しい家族を迎えるために食事やライフスタイルを見直すためのサポートが必要だと感じています。

ゆっくりママになるために妊娠前からできること

結婚、出産はどうするか、タイミングはいつがいいか、仕事はどうするのか、たくさんの選択肢から将来をイメージしてライフバランスを見直し、今の自分のこころとからだの状態を理解して整えることからママになる準備をはじめることが大切だと感じています。パートナーとも知識を共有して新たな家族を迎えるためのパートナーシップについて考えるきっかけになればいいなとおもいます。

しなやかに妊娠生活を過ごし、少しでも不安や不調なく出産の日を迎え、赤ちゃんとの生活を笑顔でスタートできるママが増えて欲しいとおもっています。



【プレコンセプションケア】

①今の自分のからだとこころを知ることができる
②生活を整えることができる
③今の自分のからだをチェックしてよりよくする
ことができる
④かかりつけ医とつながることができる
⑤ライフプランを立てることができる

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※プレコンセプションpreconception
受胎、お腹の中に新しい命を授かること

※プレコンセプションケアpreconception care
将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分
たちの生活や健康に向き合うこと

国立成育医療研究センター発行「プレコンノート」
「出産に伴う母体死亡や新生児死亡、低出生
体重児を減少させ、お母さんと赤ちゃんが健やか
に生活するためには、妊娠前の女性の健康状態を
向上させることがとても重要である」
世界保健機関WHOの勧告


最後まで読んでくださりありがとうございました!

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