躁うつ私の場合 #4〜うつの記憶がない?!〜
過食→うつ→通常状態というサイクルを8年間も繰り返してしまった話を前回しました。↓
繰り返してしまった原因の一つに、「うつ状態の記憶がない」ということがあるののではないかと思ったので、今回はこれについて書いていこうと思います。
うつ状態の記憶がない、とは?
もちろん、自分がうつ状態にあったことは覚えており、うずくまっている自分の姿なども思い出せるのですが、
"具体的にどういう気持ちで”、”どんな感じで病んでいた”のかが全く思い出せないのです。
過食している自分を後悔し、自己嫌悪に陥ったところまでは覚えていますが、その先もっと自分の根本的なところや未来を悲観していたはずです。
しかしその具体的な内容は一切覚えていないのです。
うつ状態を引き起こしていたものは過食かもしれませんが、うつ状態にある頭の中にある事柄は実際には存在していないから、記憶が形成されないのかも、と思ったのです。
記憶にないものは学べない
例えば私は22歳の時に大恋愛した人と別れ話になった時、私は狂ったように泣き、もうこの先いいことなんてない、あの人なしで生きていけない、とある意味うつ状態になったことがあります。
この時自分がどんな気持ちだったかは鮮明に覚えています。その人のことがそこまで好きだったと、思い出すことができます。
次の恋愛でそれがうまくいかなかった時でも、その当時の大失恋のときの気持ちを記憶から引き出し、今の状況と比較することができます。大概の場合、自分の感情面が成長していることを実感できるものです。
しかし、私の場合記憶がなくなってしまうので、過食の後引き起こされる感情は毎回初回のようなもので、耐性のない私は毎回それに苦しむことになったのではないでしょうか。
うつ病が病気の理由
うつ病が病気の理由には、そのうつ状態を引き起こす感情や思考が、架空のところからきていることがあるのではないでしょうか。
失恋で落ち込むのは、実際に失恋という事実が自分の感情や思考を生み出した結果なので仕方ないですよね。
うつ病は、これといった理由がないのに身体(脳)が何かによって傷ついていると思わされ、感情や思考を作り出してしまっていることだと私は思っています。
この何か、という架空の因子、これが脳内で発生している不具合である場合がうつ病なのではないでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?