ワインと発酵
日本酒が好きなんですが、同じくらいの位置に上がってきたのが、ナチュラルワインてす。
出会ったのは2年前くらいでごく最近。
発酵繋がりですね。
ワインも発酵食で
アーユルヴェーダでもワインは薬にもなると
古典書にも書かれています。
ナチュラルワインとは
ナチュラルワインとはなんぞや?
まず、葡萄の栽培から始まります。
肥料を与えず、農薬も使わずできるだけ
人の力を加えず、土壌に住む微生物の力を借りて、
過酷な環境で育てた葡萄。
その葡萄のみを天然酵母で発酵させ
皮ごと絞ります。
濾過をしない無濾過ものが多く、皮そのものまで
入っているのでその土地の個性を感じるのも
特徴です。
流行りのオレンジワインも、白ワインの皮を濾過しないことで、白ではなくオレンジ色になるからです。
皮にはタンニンという成分が豊富で、酸化防止の
効果があります。タンニンは酸味があるので
複雑な味がします。わたしの好きな発酵食、味噌や醤油やスパイス料理とも相性が良いです。
オレンジワインについては魅力がありすぎて
脱線してしまいそうなので
また改めて書きますね。
ナチュラルワインは
大量生産された工業ワインに比べて
生きている感じがしますし
素直な印象、生命力を感じます。
酵母も入れず。その土地に在る天然酵母で発酵させるので原材料は葡萄のみ、と極めてシンプル。
添加物などは使用せず、自然に発酵させたワインでから、その土地の個性が現れやすいとも言えます。
ナチュラルワインの魅力
こんなに語っていますけど、
ナチュラルワインを知るまでは、ワインがこんなに
美味しくてドラマを持った飲み物だと思いませんでした。赤ワインを飲み、頭痛がしていたので
むしろ、避けていたくらい。
特に赤ワインが苦手だったんですが、
それは、単に酸化防止剤のせいだったと後から気づきました。
ナチュラルワインがなぜ好きなのか?は
古家具やアンティークにも通じますが、
作り手の思いや
ストーリーを知って実際に飲んでみて、
人の顔が見えたり感じたりできるから。
趣味の延長で自然派ワインの
作り手の農場を作るまでとか、作り方なんかのウンチクを知るのも楽しいですしね。
よく、人間は脳で飲み食いしていると言いますけど
知らないより知った方が感情が動くから
美味しく感じるんでしょうね。
きっかけになった作り手さん
ナチュラルワインが好きになったきっかけは
意外ですがフランスワイン。
レ・ボア・ペルデュというフランスのローヌ地方の作り手さんです。
作り手であるレナとアレクシーは家族。2人の娘さんがいます。
2人は、なんと映画関係の仕事をしていたとか。
そんな異色な2人が出会い、ワインの世界でどんな科学変化が起きたのか。
レナ・ペルデュ
アレクシ・ロバン
レナのベルデュと
アレクシのロバン、ロビンフッドにかけて
フランス語で Robin des Bois(ロバン・デ・ボワ)
2人の名前からとった
Les Bois Perdus レ・ボワ・ペルデュ
魅力的な名前。エチケット(ラベル)も素敵です。
まだまだ勉強中ですが、ワインを飲んでみて、
最初に素直に感じることも楽しんでいます。
歴史は5000年前
ワインの歴史はメソポタミア文明まで遡ります。
約5000年の歴史があるそうです。
もちろん、当時は添加物も化学薬品もない時代ですから、ナチュラルワインが当たり前でした。
今では農薬や化学肥料が使われることで
コントロールしやすくなったと言えますが、肝心な
個性が消えてしまった。
それは、農業全部にも通じることです。
その分、手間暇がかかるので価格も少々高めですが、高すぎて手に入らないような値段では
ありません。
お金が有り余りすぎている人もいるのでしょうけど、そうでない一般人のわたしは
誰の思いに賛同したいのか?で
お金を使うことを決めているので
高いと感じたことはありません。
ワインについてはまだまだ初心者ですけど
足を踏み入れたらいけないほど奥深い世界だと
感じています。
お読みくださりありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?