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慣れ の心地よさ

つい 恋愛には ”新鮮さ” や ”刺激” を求めがち。
できることなら いつだって新しい恋をしていたい。

そんな私が、だいぶ長いこと 付き合っている彼。
たぶん、私より 私のことを知っている。

食後、いいタイミングで 「アイス?食べたら?」 と言ってくれる。
お腹いっぱいになりそうなとき 「残していいよ。」 と言ってくれる。
カシスオレンジを頼んだら 「薄めで!」 と店員さんに言ってくれる。
食べてばっかりか。(笑)

”慣れ” と ”飽き” の境目はどこだろうか。
ラクだけど、刺激はない。
ラクだけど、安定はない。
心地よさを感じると同時に なんだか少し モヤっとする。

「結婚するまでは 自由恋愛だ」 と彼は言っていた。私もそう思う。
慣れ親しんだ間柄だけど、そこには なんの制約もない。
明日 「別れる」 と言っても 言われても、なんの摩擦も生じない。
まぁ、気持ち的にはラクだけど、それって どうなんだろうね?
死ぬときに看取ってほしいと彼は言うけれど、私 他人なんだよね。
なんか冷めた感じに聞こえてしまうかもしれないけれど。
仮に私が先に死んだとしたら、彼は 私の最後の顔すら見られないかもね。
少なからず、うちの親には 恨まれているだろうから。

いろいろ思うところはあるけれど
今のところは この心地よさに身を委ねていたい。
どちらかが 飽きるまで。

無印の はちみつねり梅を買い占めたいです。