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【冷えは万病の元】お風呂習慣の効果と効果的なお風呂の入り方

こんにちは

これから暑くなったら暖かいお風呂に入るのは
嫌だと言う方もいらっしゃると思いますが

暑い日は冷たいものを摂取したり
クーラーが効いた部屋に長時間いる機会が多く、
体が冷えやすいです

今回は日本人のお風呂習慣についてのお話です

現在注目されている『免疫力』にも
通じるものがありますので

暑い季節だからこそ、健康のために
温かいお風呂に入っていただきたいです


日本人のお風呂習慣が凄い

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冷え性は男性よりも女性に多いようですが
冷えは大敵です

昔、『体を冷やすんじゃない!』と
祖母から口酸っぱく言われました

低体温は免疫細胞と大きな関わりがあり、
放置するとさまざまな病気や
がんを発症してしまうことがあるそうです


健康の大敵である、冷え

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冷えや低体温は、万病の元と言われ
肩こり、頭痛、腰痛、腹痛、生理痛、不眠などの
不快症状が現れてきます

女性の半数から7割近い方が
冷えをツライと感じています


日本人のお風呂習慣が、がん細胞を退治

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低体温の改善法として
日本人のお風呂習慣があります

がん細胞になる段階の細胞は
毎日、約3,000~5,000個も作られているそうです

その後、
がん細胞にとって居心地の良い体内環境だと
がん細胞が活性され、増殖します

この細胞を除去するのが免疫細胞です

免疫細胞と、がん細胞は
簡潔に述べると、正反対の状況を好みます

色々な情報が出ていますが、
一番簡単に実践できる事は、

身体を温める事です

がん細胞の敵は、免疫細胞です

体温を1度上げるだけで、
免疫力は5~6倍になるということは
ご存知の方が多いと思います

がん細胞を死滅させる温熱実験は、
たくさん行われているそうですが

温熱実験によって何度で死滅するかは
色んな説が出ているらしいですが
有効なのは、39.6℃〜42℃だそうです


つまり、39℃で悪性細胞は衰え始め、
42℃で死滅するという事だそうです


日本人のお風呂習慣がヒントになった研究

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身体を温めると、がん細胞が死ぬという研究で
話題になったのは10年位前くらいですが

実はこの方法は、
第二次世界大戦後すぐに実験されて、
明らかになっている事だったらしいです


その研究のヒントとなったのは、
日本人の熱い風呂に入る習慣だそうです



第二次世界大戦前に実証済みのお風呂の素晴らしさ

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第二次世界大戦前に、
フランスの医師パスツール、ジョリエが実験し、
その後、ドイツのアンリ・ランペール教授が
2次大戦中に自分の腸チフスや兵士達の腸チフスを

43℃の熱いお風呂に入れる事で治したそうです


当時、熱いお風呂に入る習慣のある日本人の
がんの発症率が他国と比較し
20倍も低い事に注目し、研究したそうです

その結果、
がん患者を39℃のお風呂に入浴させ、
徐々に温度を上げ、42℃まで上げ

最終的に、体温が39℃に上げると
悪性細胞は衰え始め
42℃で死滅する事を発見したそうです

近年日本人のがん罹患率が増えているのは
食習慣の影響もあると思いますが、
シャワーで済ませることが一般的になり
温かいお風呂に浸からない、と言う方が
増えているからではないかと思います


熱いお風呂で、良い細胞に対する影響

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がん細胞を死滅させても、
良い細胞まで死んでしまっては意味がありません

正常の細胞は、44℃までは
体温の上昇に耐える事ができます

正常細胞は温かい温度で活性され
悪性細胞は、温かい温度で死滅していくそうです


有名ながん細胞実験

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1978年に国立予防衛生研究所で
人間の子宮がん細胞を32度~43度の間で
温度に変化を与えながら
正常の細胞と比較したそうです

39.6℃以上にした際
がん細胞は10日間で全滅したとのことです


逆に、38.5℃で
マクロファージという免疫細胞は
どんどん活性されていったそうです


がん細胞が好きな物と嫌いな物

がん細胞が好きな物

低体温
体温が35℃になると、がん細胞は喜んで活性化します

酸欠状態
酸素がない状態が
がん細胞にとって最高な居心地です

ストレス
ストレスが溜まると、
敵である免疫細胞が弱まるので、がん細胞は増殖します

ミネラル不足
ミネラルは、3大要素である
タンパク質、脂質、糖質と異なり
実は体内に摂取するのがとても難しい栄養素です

これらが不足すると、体液は酸性に傾き
DNAが異常を起きやすくなります

サプリで摂取しようとしても、
中々体内に入らないで、
食事で摂取するようにしてください


高ブドウ糖
がん細胞は糖質を使用してエネルギーを作り増殖します


がん細胞が嫌いな物

高体温
体内が熱い状態は、がん細胞にとっては敵です
逆に、免疫細胞は体内が熱くなる程活性します
身体はできるだけ温めて下さい

酸素
体内が酸素で溢れていると
がん細胞は増殖するのが難しくなります
酸素は血流を良くするので、
呼吸や運動で酸素を多く取り込んで下さい

ミトコンドリア
正常細胞は酸素を使用し、
ミトコンドリアからエネルギーを得ますが
がん細胞は酸素を使用せず
グルコース(糖質)からエネルギーを作ります


温熱療法について

がん細胞と免疫細胞は、
基本的に正反対の環境を好みます

簡単に言うと、がん細胞の活性をさせず
死滅させ、免疫細胞を活性させれば良いのです

がん細胞を死滅させる方法として、
糖質を抑えて、ミトコンドリアを増やすなど
沢山の方法があります

ただ、一番簡単な方法は、温熱療法です

HSP(ヒートショックプロテイン)は
タンパク質の一種で、全ての細胞に存在します

このHSPは、免疫力を高めて
細胞を修復し強化してくれます
体温が上昇すると増加する性質を持ちます

一番効率良く増加させるには、
お風呂に入る事です


がん細胞を死滅させるお風呂の入り方とは

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さきほど、がん細胞は39℃で悪性細胞は衰え始め
42度で死滅すると言いました

しかし、お風呂に浸かっても
42度まで体温を上昇させていると
身体への負担が大きく逆効果です

免疫細胞が活性する38.5度まで
体温を上昇させれば良いのです

これは、意外と簡単にできます


●全身浴で入浴する
首と腋下は血管が太い為、熱が入りやすい箇所です
血液を全身に運び、深部体温を上昇させてくれます


●入浴前に、炭酸水もしくは温かい飲み物を飲む

●お湯の温度は40~42.3℃にする
この温度で10分間入浴すれば
個人差がありますが体温は38度以上まで上がります

●温める効果の高い精油を使用する
ジュニパー4滴とゼラニウム3滴を
あらかじめ少量の無水エタノールに溶かし、
岩塩を入れて入浴してみましょう

この精油の効能で、
体温が上昇する時間が短縮されます

【比較】
入浴剤なし42℃のお風呂に10分間
→38.5度

精油入り42℃のお風呂に5分間
→38.5度


実は、これらの方法は
昔からの日本人の知恵や習慣によって
発見された方法なのだそうです

簡単に実践できることなので、是非お試しください


半身浴で冷えた身体を温めましょう

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なぜ全身浴ではなく半身浴なのでしょうか

熱いお湯で急激に温まった体は、
血管が収縮し、体表面だけが温まっているので
冷めるのがとても早いのです

健康的に全身を温める半身浴は、
おへその下までで良いのです
体の芯まで温めるために、
ぬるめのお湯にしましょう

熱すぎるお湯は、
体の表面だけを温めてのぼせやすいと言われています

お湯の温度は、38~40℃で
お湯の量は、みぞおちの辺りまで浸かる程度が理想です



なぜ熱い温度で肩まで浸かることがよくないのか

43℃以上の熱めのお風呂では
血圧が入浴後2分で30~50mmHgも上昇します

高血圧、動脈硬化、糖尿病で
血管がもろくなっている方は
脳出血のリスクが高まります


冬の寒さ対策にも

入浴中に、血液は1分で1回全身を循環します

20分半身浴すれば20回循環するので、
体を芯から温められるのです

ぬるめのお湯は、
緊張状態をほぐす副交感神経の働きが高まり、
リラックスでき、脈拍も安定し、
自律神経や内分泌の乱れも改善してくれます

下半身を温めることにより
温まった血液を循環させ、
全身を内からゆっくりと温めることができます

長時間ゆっくりと身体を芯から温めることにより
発汗作用を促すので多量の汗を出すことができます


肩こりや腰痛に

半身浴は肩こりに効果が
特に高いと言われています

新陳代謝の上がり方も、
普通の入浴に比べるとUPしているのです

半身浴での気を付けるポイントは
肩を冷やさないことです

お湯を肩にかけるだけでは逆効果なので、
できれば乾いたタオルを
肩にかけるようにしましょう

40℃前後のややぬるめの湯に肩までつかり、
10分間全身浴をしましょう

時間があるときは、半身浴で20分つかります

肩こりがある場合は、まず全身浴が良いです
後から半身浴にすると良いでしょう


ストレス対策に

東京ガス都市生活研究所が
40℃の湯に全身浴5分と
38℃の湯に半身浴20分を比較し、
ストレスの低下度を調べるという実験を行ったそうです

実験結果は、
入浴前のストレスを1とした場合、
全身浴は0.9弱に、半身浴は0.65程度となったそうです


むくみ対策にも効果的

半身浴の効果は、下半身に水圧をかけて
下半身の体液を上半身に押し上げて
体液の循環を良くし
下半身の浮腫みをとることです

じっくり汗を出して、
血液循環・新陳代謝をUPさせる半身浴は、
むくみの解消にも効果があります

汗を出しすぎて
体内の水分・ミネラルが不足してしまうと
リンパ液の流れが悪くなるため逆効果です

入浴の前後にミネラルウォーターを飲むなど
水分補給をこまめに行い、
新陳代謝をより活性化させましょう




まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

日本のお風呂習慣って素晴らしいですよね

健康のためにも、
リフレッシュ・リラックスのためにも
是非温かいお風呂をオススメします

ご自宅にシャワールームしかない、という方も
週に一度は銭湯や健康ランドなどで
温かいお風呂に入ることができるような
きっかけを作ってみてはいかがでしょうか

私の部屋ではいつも温かいお風呂と
週替わりの精油ブレンドをご用意しています

効率よく血流を促進するための
リンパドレナージュなどのセラピーも行います

是非お試しください😊

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