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安曇野移住5年目、安曇野と移住の良さを全力で語ります

簡単な自己紹介

こんにちは、MIGRANTの島田真弓です。ものすごーーく久しぶりに、noteに文章をちゃんと書きます。ずっと書きたかったけどうまく言葉にできなかったことを、そろそろ表現できそうな気がするので。今回は、久しぶりに移住と安曇野のことを書いてみようと思います。

まずは私の自己紹介。詳しいことは、最初に書いた記事、「長い長い自己紹介」を読んでみてほしいのですが、簡単に説明すると、東京生まれ東京育ちで、東京の大学を出て大手組織設計事務所に勤めたのち、手塚建築研究所という有名設計事務所で修行を積み、さあ独立して自分の設計事務所をつくるぞというタイミングで、母方の田舎である安曇野に移住してきました。手塚事務所の同僚である寺田さんと一緒に共同代表として株式会社MIGRANTを設立し、設計事務所、民泊、シェアハウスの運営などをしながら、最近はCAFE&ワークスペースを新たに始めるところです。

安曇野インターのすぐ近くの古民家暮らし。自宅の2階が設計事務所で、ここで民泊もやっています。現在にわとりが4羽、アヒルが1羽、ヒヨコが2羽、一緒に暮らしています。

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以前にも移住の記事を書いたことがあって、それは今でもかなりの人に読んでもらっているようです。私は、今の生活が本当に気に入っていて、こっちに来て救われたと思うところもあって、同じような人に少しでも、安曇野や移住の良さが伝わったらいいなという気持ちで、あらためてこの記事を書いています。

移住して丸4年経った私の生活

移住して丸4年。今の私の生活は、簡潔に言うと「これ以上ないほど幸せ」です。

朝は日の出とともに起きて(鶏たちに起こされて)、まずはみんなを小屋から出し、ごはんをやるところから。日の出ごろに起きると、空が澄んでいて、山がとても綺麗。毎日感動します。鶏たちのごはんは配合飼料などは使わず、玄米と鰹節に、煮干しを細かくちぎってあげて、大好きな小松菜など葉物をたくさんきざんであげます。ヒヨコたちにはさらに細かくみじん切り。お水も新しくして、ヒヨコハウスの掃除をして、ようやく自分の身支度。朝風呂に入って整えます。

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朝風呂から上がる頃には鶏たちが、「畑に行きたい!」とプープー鳴いています。メスの鶏はコケコッコーとは鳴かないのです。コッコというよりプープー鳴いているように聞こえるので、うちでは鶏たちはぷー子と呼ばれています。そんなぷー子の押しに負けて、まずは朝メシ前の畑仕事へ。ぷー子とがー子を自転車の荷台に乗せて、最近はヒヨコたちも乗せて、うちから数件先の畑へ!畑仕事をするときもあれば、去年荒地を開拓して芝の種を撒いて育てた芝生広場の整備をするときもあり、今年から開拓を始めた新たな荒地の整備をするときもあります。

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朝メシ前の一仕事を終えて、家に帰ると、ぷー子たちは卵を産みにいそいそと小屋に入っていきます。その隙に私はささっと自分の朝食を終え、軽く掃除をして、ピアノの練習をします。今は、練習曲としてツェルニー30番と、課題曲としてリストの愛の夢と、バッハのインベンションをひたすら弾いています。

ピアノの練習が盛り上がって来た8時すぎ、寺田さんが出勤してきます。ここで2回目の畑仕事へ。もう一度ぷー子もがー子もおちびも連れて、みんなで畑にいきます。ここからは種まきや、苗の定植、収穫など、畑のお世話をします。私たちが畑仕事をしている間、ぷー子たちは自由に畑周辺を走り回って、とても楽しそうにしています。自然農で、化学物質をまったく使わずに、野菜を育てるとともに土を育てるという考え方の畑なので、たくさん虫や蛙がいて、動物たちはとても喜びます。たまに撒いた種を食べられたり、草マルチを荒らされたり、せっかく成長したキャベツの葉っぱをガツガツ食べられたりしますけど、それもご愛嬌。私はとにかく、みんなが嬉しそうなのがとても嬉しいのです。

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畑からの帰り道、私はいつも、「あー幸せ」と呟きます。穏やかで、平和で、愛に溢れてる毎日、本当に幸せです。

家に帰ってきたら、寺田さんはコーヒーを淹れ、私はいろいろ片付けをしたり洗濯をしたり、スタッフのさよちゃんは掃除をしたりして、コーヒーを飲んでから2階の仕事場にいきます。毎朝飲む寺田さんが焙煎したコーヒーは、とても優しい味で、とっても美味しいんです。

朝はメールやら電話やら、仕事のいろんな連絡を返して、面倒な雑務をまずは終わらせます。雑務がひとしきり片付いてから、ようやく設計の仕事に入ります。雑務で午前中終わることも多いです。建築は雑務が多いんですよね。仕事をしながら、窓の外の風景を見ると、美しい山と、田んぼ。サギがいたり、冬には白鳥がいたり。それだけでとても癒されます。

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12時から14時はお昼休み。寺田さんと一緒にご飯をつくります。シェアハウスの住民が食べに来たり、友人がふらっと来たり、お客さんがミーティングを兼ねて食べに来たりするので、お昼も賑やかな日がけっこうあります。

14時からはいちばん集中できる仕事タイム。集中して大事なことをやって、16時には電池切れ。お茶を淹れて、お菓子を食べて、休憩します。17時には庭で遊んでいたぷー子とがー子を小屋に入れます。もうひと仕事して、18時には業務終了です。どんなに忙しくても残業は禁止です。たまーにどうしようもないとき、1、2時間やることもありますが、それも2ヶ月に1度あるかないかくらい。

18時以降は自分の時間です。普段はささっと軽く夕食を済ませて、またピアノの練習をして、20時過ぎに寝床につきます。早寝です。とにかくたくさん寝るのが好きです。これは東京時代の反動ですね。寝床についてからはしばらくは、携帯で漫画を読んだりダラダラしています。その時間がとても幸せです。

民泊があるときは、18時からご飯をつくります。ごはんをつくって、お客さんとお酒を飲んだりしながら一緒に食べます。食卓を囲みながら色々な話ができるのが民泊の楽しみ。料理をつくるのが私たちの趣味でもあって、それを喜んでもらえることが最大の楽しみです。

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民泊をやっていなかったら出会えなかったような人もたくさん出会えました。民泊のときはちょっと夜更かしですが、22時か23時には寝るようにしています。家主の私が先に寝ても、お客さんたちは何時まででも楽しんでもらってます。

週に1、2度は打ち合わせで外出します。ほとんどは長野県内、安曇野から車で1時間ほどが多いです。どこに行くにも、それぞれの景色が楽しめて、打ち合わせに行くというよりただの気持ち良いドライブみたいなかんじ。お客さんも、同世代かちょっと上くらいの世代が多くて、価値観の近い人ばかりで、打ち合わせそのものが楽しいです。

私にとっては、これらの日常生活が至高。普通なんだけど、普通が特別。旅行で楽しむのとは違う、日常生活がいちばん幸せという感覚、伝わったら嬉しいです。

安曇野のいいところ

さて、日常生活をつらつらと書き綴ってみましたが、もうちょっとわかりやすく、安曇野のいいところをまとめてみたいと思います。

【風景】
まずは、なにを置いても、北アルプスの眺め。高く聳える山を眺めるこの風景は、THE 安曇野ってかんじ。それから、田んぼの広がる風景。安曇野は盆地で平らなので、走っても走っても田んぼ、奥に山。

意外と知られていない良いところ。安曇野は川がたくさんあります。北アルプスからの水が、ほぼぜんぶ安曇野のわさび園に向かって流れているので、川の聖地と言えるんじゃないかってほど、川が多くて、水が綺麗。加えて、田んぼ用の水路もそこかしこに流れていて、どこにいても水の気配があります。

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【美味しい】
よく言われること。空気が美味しい。抜群に美味しい。息しているだけで幸せ。水が美味しい。水道水が美味しい。お風呂も、温泉に行かなくても気持ちいい。寒暖差がすごいので、野菜がとても美味しい。果物も美味しい。あまり知られていないけど、お米もものすごく美味しい。水も美味しいんだもん、ごはんがそりゃあもう美味しく炊けるのです。民泊で子どもたちがくると、おにぎりをつくります。ただの塩おにぎりでも、子どもにはわかるみたいで、ものすごくたくさん食べてくれます。

【気候】
安曇野は晴れが多い。これが意外と一番のおすすめポイントかもしれません。山に雲がかかっている日も、私の住んでいる盆地エリアは晴れていることが多い。晴れが多いと気持ちが明るくなります。
よく、「安曇野ってどれくらい雪が降るの?」と聞かれます。それが全く降らないんです。降っても午前中に解けてしまう程度。寒冷地なので寒いけれど、雪の苦労はない。雪国が灰色の空になる冬の間も、安曇野は青空で、昼間は暖かく感じます。
朝晩は夏以外はすごく冷えます。ストーブを使わないのは、1年で3、4ヶ月くらい?夏の昼間は寒冷地とは思えないほど暑いです。でも、日陰に行けばいきなり涼しいのが良いところ。

【暮らしやすい田舎度】
安曇野は、適度に田舎で、適度に都会だと思ってます。東京の人に安曇野は都会だとか言うと笑われちゃうけど、白馬の人に安曇野は都会だというと納得してくれます。移住してみるまでわからなかったけど、田舎レベルは千差万別。人によって都会の方が暮らしやすい人もいるし、もっと山奥が好きな人もいると思うけど、私は安曇野くらいがちょうど暮らしやすい。スーパーがあって、大きい産直があって、病院も本屋もホームセンターもあって、アウトドアショップもあるし、飲食店もたくさんある。でもゴミゴミしていない、ちょうど暮らしやすい田舎度なのです。

安曇野に移住して変わったこと

まず、人との距離感が変わった気がします。気軽に付き合える友達がとても増えた。気楽に人に頼れるようになった。人を信頼できるようになったということなのでしょうか。東京にいたころは職場の人くらいしか日々出会えなかったのが、間口が広がり、たくさんの人と出会い、信頼し、一緒に過ごすことができるようになってきました。

私自身はというと、怒らなくなりました笑。昔はとても怒りっぽかった。幼少の頃はヒステリーだと言われていたくらい。あとよく泣いてました。なんであんなに毎日のように泣いていたのか、、 今では怒ることも泣くことも、めったにありません。なんだかとてもおおらかになれた気がして、それがすごく嬉しいです。たぶん、自分の中にあったたくさんのストレスがなくなったからなんでしょうね。住むところの狭狭しさとか、通勤ラッシュとか、人に対してとか、都会の風景とか、仕事とか、細かいストレスが常にあったけれど、今はそういうのはほぼないです。唯一あるストレスは、やりたいことが多すぎてやるべきことが終わらないという、時間が足りないストレス。これは今後の課題です。

仕事について言うと、東京にいた頃は当然のように「仕事第一」で、自分の生活や人付き合いなど全部そっちのけで仕事を優先していたのが、こちらに来てからだんだんと、仕事が第一ではなくなりました。今ではなんならだいぶ下かも。自分の生活が大事だし、動物たちが一番優先だし、畑も大事だし、友人たちとの時間も大事だし。仕事は楽しいしもちろん大事だけれど、他の大事なこととのバランスを考えて、ほどほどにがんばるということができるようになってきました。昔は、ただがむしゃらに働くことが良いことだと思ってきたけど、今は、私たちがちゃんと生きて、ちゃんと良いものをつくることが大事だということに気づいたのです。

同じように、仕事ってひとつだと当然のように思っていたのが、ひとつではなくなりました。設計事務所やるなら一生設計の仕事をやると思ってたのが、民泊を初めて、シェアハウスを初めて、畑も初めて、カフェもやったり、コワーキングも始めたり、いろんなことをやりたいことを、やりたいだけやってみています。逆に、やりたくないことはたぶん一生やりません。そうやって、私がやりたくない、できないことを他の誰かがやってくれている人間社会に、最近はとても感謝するようになりました。

それから、着る服が大々的に変わりました。元々、服を買うのが趣味みたいなかんじで、着るもの選びにはすごくこだわっていたほうでした。今は今でこだわっているのですが、鶏のぷー子たちが背中に乗っても大丈夫な素材でないといけないし、畑仕事で汚れても洗いやすいものがいいし、着心地のよいものがいいし、寒さを凌ぐのも大事だし、といったかんじで、こだわりの方向性がだいぶ変わりました。

最近気付いておもしろいなーと思った変化は、友人となにげなく話す会話の内容がずいぶん変わったということです。こちらにいるとごく自然に、畑のこととか、動物のこととか、養蜂やってみたいとか、乗馬やってみたいとか、あそこでヤギ飼ってるとか、次はどこの山にいくとか、そんなかんじなんです。気がつくと、こういう会話東京ではまずしなかったなーと思う内容ばかり。

最近また変わったことといえば、移住してきたばかりの頃は暇さえあれば山に行き、川に行き、遊びが全て!というようなコンセプトで生きていたのですが、最近休日にやりたいことといえば、畑仕事しながら動物たちをゆっくり遊ばせたいとか、庭の木を剪定したいとか、そんなのばっかり。晴れたら山に行きたいけど、すごく晴れじゃなきゃ家にいたい。だって家のまわりがいちばん、人がいなくて静かで自然が豊かなんだもん。山にいくと人が多くて、、、笑 これがここ最近のいちばんの変化です!最近は遊びにいくなら知床、という感じで、知床の無人地帯を歩いたりシーカヤックでまわったりスキーで山を滑ったりしてます。知床は私にとって今唯一の、安曇野周辺にはない圧倒的な自然のある場所。ヒグマや鹿しかいなくて、人には会わない知床に、年に数回遊びに行くほかは、北アルプスの奥地にたまに行きたいくらいで、あとはおうちがいちばん!になりました。旅に出て、帰るとき、昔はもう終わっちゃうのかーとさびしく感じていたけど、最近ははやく帰りたくてしょうがない。どんなに楽しい旅であっても、とにかく家に帰るのが楽しみなんです。それってとても幸せなことだと思います。

安曇野に来てから始めたこと

まずは、川下り。これは移住前から興味を持ってやり始めたことですが、移住することを決めて本格的に取り組み始めました。パックラフトという、1人乗りのインフレータブルボートで、カヤックよりはずいぶんとっつきやすく、初心者でもベテランの人にフォローしてもらえば、いきなり川下りができてしまう優れものです。前述のとおり安曇野周辺にはたくさんの川があり、長野県内やその周辺まで足をのばせばかなりの川を楽しめます。

川下りとともに移住前から移住を見こして始めたのが、スキー。もともと山が好きで、登山が長年続けている最大の趣味だったので、「スキーで山を滑る」という遊びをしている人がいることを知って、がぜんスキーに興味が沸き、それからどハマりしました。今ではスノーシーズンは毎週欠かさずに白馬にスキーに出かけています。雪のない安曇野から車で1時間で雪国に行けるのが素晴らしいですよね。

それから、ピアノを本格的に習い始めました。もともと小学校低学年でやめてしまったので、大したスキルもないままだったのですが、大学生のころ観た映画で、高校生の女の子が学校でドビュッシーのアラベスク2番を弾く映像を観て胸をうたれて、こんなふうにピアノが弾けたらなんて気持ち良いんだろうと憧れ、大学生以降は独学で好きな曲を弾いていました。楽譜は読めるので音は拾えるけど、細かい符号の意味がわからなかったり、どんなに練習してもピアニストが弾いているようには弾けないと行き詰まり続けていたころ、クライミング教室で仲良くなった人がピアノの先生をされていて、その人のレッスンを受けてみることにしました。あらためて習い始めたら、いかに自分が楽譜をちゃんと見ていないかがわかり、根気よく優しく教えてくれる先生のおかげで、練習がとても楽しくなって、弾きたかった曲も弾けるようになって、今では最大の趣味と言えるほどになりました。人生は短いから、好きな曲を全部弾けるようになるのは難しいと思うけれど、なるべくたくさんの曲を弾いてみたい。毎日少しずつ弾けるようになっていくのが、嬉しくて楽しくてたまらないのです。

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いちばん私の人生を変えたことといえば、鶏を飼い始めたことでしょうか。それまで全く考えたこともなかったのに、ある日、とある人が「私もうすぐヒヨコを飼うんですよ」ということを話してくれて、ヒヨコ=可愛い、鶏=卵=美味しい、ペットを飼う気はなかったけど家畜なら、と、いろんなことが一気にハマって、当時コロナの流行り始めであまり外出できなくなったこともあいまって、勢いでヒヨコを買いに行ったのでした。ヒヨコは当然可愛いと思っていたけど、日々大きくなっていき、中雛になっても、鶏になっても、とにかく可愛い。こんなに可愛いとは計算外だった。全然家畜じゃない。ペットというよりは家族。私の可愛い娘たち。もう目に入れても痛くないしこの子たちが幸せなら私はそれだけで幸せ、、、笑

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動物を飼う喜びを味わって1年が過ぎた頃、畑を始めました。もともと野菜は美味しいものが近くで買えたし、プロがつくったもののほうが美味しいし、そんなに興味はなかったのだけど。シェアハウスに住んでいた子が野菜を育てたいと言っていたので、じゃあみんなで畑をやったら楽しいかなあと思って、やってみることにしました。近所の人に相談したら、しばらく使っていない畑を無償で貸してくれるとのこと。うちから歩いてすぐのとても良い場所に、思っていたよりだいぶ広大な土地を借りてしまいました。さて、土地を借りてみたものの、なんの知識もない。せっかく貸してもらったのだから失敗するわけにはいかない、、という責任感もあって、いろいろ調べてみたところ、安曇野で自然農を教えている竹内さんのスクールがあるということに気付きました。次の日寺田さんに話してすぐに申し込んで、翌週からスクールに通い始めました。想像以上に知らないことだらけ。想像をはるかに超えるおもしろさ。なんだこれ。こんなにわからなくて、こんなにおもしろいと思えることが、世の中にはまだあったのか、、!竹内さんのスクールは本当に何から何まで新鮮で、おもしろくて、一生懸命学んで、学んだことをまた自分の畑で一生懸命実施しました。畑を始めた去年の1年間はもう必死で、自由時間も畑の本をずっと読んでいたし、こんなに夢中になったのは初めてかもしれないと思うほどでした。こうして一生懸命つくった自分たちの野菜の、びっくりするくらいの美味しさは感動的でした。自分でつくった野菜はあんまり美味しくないなんて、大嘘だった。こんなに美味しい野菜は食べたことがない。うまくいかなかったものもあるけど、みずみずしいサニーレタス、味の濃ゆいコマツナ、ジューシーなトマトに、ぷっくりした枝豆、これでもかってくらいできるししとうやピーマン、きゅうりにズッキーニ、いやあもう、豊作でした!

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畑にどハマりしたのは、鶏と、一年遅れで飼い始めたアヒルが、畑がとても大好きだからというのが大きいです。草を刈って敷く、草マルチが最大のお世話のである自然農の畑は、その枯草の下にたくさんの微生物や虫が育っていて、それが鶏たちの大好物なんです。田んぼ用の水路はアヒルも大喜び。普段庭で放し飼いしているだけでもとっても楽しそうなのに、畑ではもっともっとイキイキしています。私も楽しいし、みんなも楽しそう。北アルプスの景色も抜群で、人もいない、静かな最高の遊び場。それが私たちの畑なのです!

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去年、畑を始めるのと同時に、もうひとつ土地を借りました。田んぼに囲まれて、道には面していなくて、山が一望できる最高の土地。でも雑草だらけの荒地になっていました。ここでヨガとかできたら最高だろうなあと思って、芝生の種を蒔いて芝生広場にすることにしました。いやあこれが畑以上に大変だった!雑草だらけの荒地を芝生にするということは、とんでもない勢いで生えてくる雑草に芝が負けないように、ひたすら草取りをしなくてはいけないのです。芝を傷つけたらいけないので、ハサミでちょきちょき、ひたすら雑草を取る毎日でした。梅雨の時期はカッパを着て、雨の中一日中草取りしていたこともありました。それくらい、ここでやめたら草に負ける!という勢いだったのです。たゆまぬ努力が実って、秋になる頃にはようやく、「私、草に勝った!」と思える状態になりました。まだハゲているところもありますが、全体的にはちゃんと芝生広場ってかんじ!先日はイベントで、念願のヨガやピラティスをやることができました。

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これからやりたいこと

まず、MIGRANTとしては、改修工事が終わった私の自宅兼事務所の古民家で、カフェ&ワークスペースを始めます。カフェは私たちがやるときもあり、実店舗をまだ持っていない人が週一とかで入ってくれるといいなと企画中。ワークスペースは、パソコンとWi-Fiさえあれば仕事ができちゃう人が増えたので、家にこもって仕事していた人が外に出るきっかけになったり、民泊ついでに仕事もしていってもらえたり、遊びのついでにちょっと仕事しに寄ってくれる人が増えたらいいなと思ってやってみることにしました。

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芝生広場がだいたい整ったので、さらに新たな荒地の開拓にも着手しています。こちらは果樹園、お花畑、芝生の駐車場にする予定。私、荒地の開拓が好きみたい。だってロマンがあるでしょう、、?笑

去年あたりから、寺田さんの家を建てるプロジェクトがひっそり進行中です。とはいえまだ土地を探し中。できるだけうちの近くで、できれば駐車場にもできる広い土地も一緒にゲットしたくて、できれば広い土地でヤギと羊とエミューを飼いたい。ヤギのミルクでチーズをつくって、羊の毛でなにかつくって、エミューの卵を売って、、

それから養蜂もやりたい。ハチミツ大好きです。田んぼもやりたい。自分たちの食べるお米も、動物たちの食べるお米もつくりたい。毎年餅つきやっているから、もち米もつくりたい。美味しくって自分でつくれるものは、なんでもつくってみたいです。

アウトドアな趣味はこれ以上増やしたら大変だけれど、せっかく安曇野にいるんだから、乗馬を本格的やってみたいなーと思ってます。あとは、安曇野ではできないけど、スキューバやって魚とかと戯れてみたい、、

やりたいことがいっぱいです。
いっぱいありすぎて、たいへんです。

まとめ

勢いで書き綴りましたが、私の安曇野への思い、伝わりましたでしょうか?たくさん書いてしまったのですが、結局なにが言いたかったかというと、暮らす場所を変えてみるということは、想像の数百万倍くらいの変化があるということです。こんな暮らしになるということは全く想像できなかったし、こんなにいろんなことをやってみたくなるなんて想像もできなかった。都会にいたころ想像できたのって、田舎にいけば景色がいいとか、空気が綺麗とか、人が少ないとか、それくらいだったような気がします。暮らす場所を変えるということは、自分を取り巻くすべてのことを変化させることだったんだなと、あらためて思います。

もし、移住を少し考えていて、なにかの理由で尻込みしてる人がいたら、とにかくまず、安曇野に来てみてほしいです。難しいことを考えるのは後にして、ちょっと来てみてほしい。そういう思いでシェアハウスも始めたわけですが、やってみて本当によかったと思っています。とりあえず安曇野に来てみたシェアハウス住民のたぶん9割くらいが、今も安曇野近辺で暮らしています。

移住までは考えてないけど、なんか漠然といいなあーと思っているような人、なんか今の暮らしがしっくり来てないんだよねーという人も、とりあえずうちの民泊に来てみてください。漠然といいなあーと感じる理由が、きっとわかると思います。

この記事がたくさんの人に届きますように。感想いただけたら嬉しいです!

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