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【733/1096】身体にいる

身体にいるということが今ここにいるというプレゼンス(あり方)である、という話を聞いて、そりゃそうだよと思う。
ただ、頭でそれを思ってもね・・・というところ。

そして、身体にいたくない、身体の感覚を遮断して生きてきた人がそれを取り戻すということはどういうことかについて、「身体にいる」がどういうことかわからない人にはわからないだろうなと、何言ってるかわからないようなことに気づく。

身体にいなかったことがあるから、身体にいるということがよくわかる。
いるか、いないかがわかる。
でも、いないという体験をしたことがない、もしくはいないという認識がないのであれば、どうわかるのだろうか。

自分の感覚を切って、切ったままでいつづけていると、わからなくなる。「どうしたらいいかわからない」というのはそういうときに多発する。
刺激をたくさん入れないと自分を保っていられないから。

そういう人が、再び身体につながりなおす、身体にいる状態になるためには、どうしても人とのつながりが必要になる。
自分一人で取り戻すことはできない。
この場合の人とのつながりとは、「身体にいて、その人自身とつながり続けている人」が、身近にいてくれる時間があるということである。

支援者のセルフケアが一番重要と言われるのは、支援者が自分自身とつながっていない状態では、サポートにならないからだ。

私が、なぜカウンセリングやセラピーをを学んだかというと、カウンセリングやセラピーで、二次被害に遭いまくっている人たちをたくさん知っていたし、自分自身もそういう目にあって、こういう目に遭う人を出さないために自分がなろうと思ったからだった。
そして、学び続けて、結局のところ、自分自身のあり方を変える、ととのえ続けることでしか、人の支援などできないのだということを痛感した。

そして、あり方を整えるのは、自分の身体に教えてもらうことでしかできないと体験した。
これは、呼吸と身体について学び、体験したからこそである。

概念を学んで、概念が書き換わっても、身体の使い方が変わらなければあり方は変わらない。
結局あり方とは、日常のひとつひとつの動作にすべて顕れる。
あり方が変われば、身体動作が変わる。
その基準は、呼吸である。
呼吸を基準にすれば、身体にいるかどうかもわかる。
身体が基準、呼吸が基準でやってみる。
どう変化するか?
ものすごい変化する。

では、また。

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