【1049/1096】よい姿勢
今日は呼吸のお稽古。
今月から、脊椎、脇、横隔膜と要の身体調整法やっていく。
まずは、脊椎。
脊椎ってなんでしたっけ?と生徒さん。
脊椎とは?
背骨、です。
とのこと。
「では、良い姿勢をしてみてください」とやってもらうと、参加してる方がみな同じ動きをする。
背筋をまっすぐしようとして、胸を張って、腰を反らせて、ピンとする。
教育の成果というのはすごいなーと思う。
年代ちがっても、同じ。「良い姿勢」と言ったらそれ、になってしまっている。
が、その姿勢で、では息を観察してみて?
浅くて苦しい息になっている。喉や胸のあたりで止まってしまって、身体もどんどん力んでくる。
その姿勢から、じゃあ、楽にしていいよ。
となると、ぐだっと背中を丸めて、お腹をぽこっとさせてしまう。
すると、また息が浅く苦しい感じ。
両方苦しいってことは、これは身体はノーと言っているということ。
背骨は、緩やかなS字カーブを描いている。
そのカーブが、身体を支え、しなやかに動かし、神経を守るために必要なのである。
それを無理にまっすぐ!とピンとしてしまうと、湾曲していた部分を無理やり伸ばそうとして、関節が緊張し、ロックされる。息を吸うときに動くはずの肋骨や横隔膜も、しなやかに動けなくなる。
つまり、教えられていた「良い姿勢」は、身体のつくりにあっていない。身体にとっては悪い姿勢なわけ。
ということで、身体が楽な、「良い姿勢」を体感するため、脊椎の調整を習得してもらい、練習。
手から、足から身体を動かし、背骨をしなやかに。
調整が終わった後は、ものすごく息が吐けることを実感。
「自分がこんなに息を吐けるとは驚き!」
となった。
そして、立つ、座る。
背骨がすっと通った状態で、楽に立てる。座れる。
鏡で自分の姿を映して見ると、、、
「良い姿勢!」「すごいきれい」
身体が整うと、自然にそうなるのです。
そして、息は?
楽。すごく深くできてる。
息が楽な姿勢が、良い姿勢です。
今日のお稽古はそこを存分にやりました。
では、また。
9月28日土曜日、北鎌倉でワンデーリトリートやります。
息が楽ってどういうこと?をさんざっぱら体感して、持って帰っていただきます。身体に染み込ませて、日常へ。
あと、1席あります。参加希望されるかたはメッセージください。
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