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【244/1096】大きなトラウマ~CRMセッションより

244日目。東京は梅雨入りしたらしい。また気温が下がって冷える。着るものに困る・・・地球は毎日変わっているので、身体も合わせて変わるのだなーと思う。

CRMのセッションをするのに、定期的にCRMを受けている。
(CRMを受けてみたい方は、こちらへどうぞ。https://www.mayumiinaba.com/personal-session

前回、久しぶりに大きめのトラウマにあたり(あたり?というのも変だが、CRMは思いもよらないものに遭遇するので、そんな感じだ)1回のセッションで統合までいかなかった。
そして、かなり大きめのトラウマであることは容易に想像できたので、あまり間をあけないほうがいいなと思って連続して受けている。

CRMは、身体感覚からその感覚を引き起こしているルーツに到達して、通り抜けることで、神経系の回路を切り替え、自分の安心安全だけでなく、失ったと思っている力を取り戻すためのセッションだ。
ちなみに、余談だが、めっちゃ呼吸を使うので、呼吸のワークをしていると通り抜けるのも楽になる。

今回の10歳のパーツの子が背負っているトラウマが重い。
過去世や世代間連鎖(祖先の代からDNAなどで引き継いできているトラウマ。戦争トラウマなどはこれである。)によるものかと思いきや、「今」ときっぱり言い切られる。

絶望に次ぐ、絶望。
叩きのめされる絶望。
泣くことすらしない絶望。
声がでない。

大人の私自身が解離したり、ブレンドしたりしないでその場でちゃんと見守れるように、十分にリソースをもち、始める。
途中で何度もブレンドしていないか、どこかにいなくなっていないか確認されても、きちんとそこにいる状態を保っていた。

が、もうとにかく重い。
重すぎる。
頭も首も肩も腰も、上半身が軸を保つのがつらくなるほど重い。
次から次に顕れる痛みや重さも、通常はいろんなパーツが防衛反応を分担して背負っていたりするのであるが、今回は、この子が一手に引き受けている。

この出来事のルーツを思い出すまでに至らなかったが、
前回は、もうぐでんとなってしまい、上半身を起こすこともできず、セッションの最中に寝てしまった子が、今回は顔をあげて、最後まで立ち向かっていた。

強い。
顔をあげている感じが、ナウシカのようだった。

イメージ図(スタジオジブリ:ナウシカ)

絶望につぐ絶望で、身体を起こすのもしんどくて、ただもう眠りたい・・・という状態にもかかわらず、
この人は死を選ばなかったのだなあと思う。

自分の中のことで、セッション中はこの人の感覚をもろに味わうので私のことに間違いないのであるが、ちょっと別人のような感じなのは、やはり観ている私がいるからである。

「度重なる絶望を体験した強さ」がすごい。
こんなに絶望したってことは、絶望しても絶望しても、諦めなかったということに他ならない。

今日のセッションで、10歳の子が残した言葉が
「ひとやすみできる」
だった。
ひとやすみすることもなく、ずっと背負い続けてきたものを、どうか降ろして休めますように。

このトラウマのセッションはもう少し続きそう。
このトラウマのルーツの出来事が何だったのか?そこにたどり着いて通り抜けるまでやり抜くことが、この人に報いる唯一のことだなと思うので。

CRMのセッションの素晴らしいところは、やるたびに自分のリソースに確信が持てるところだ。
ゆるぎない安心安全と、自分へのエンパワメント。
そのパワーが自分にあるということ。

人は、変化し、統合しながら、また進んでいく生き物なのだなと思う。

では、またね。




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