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【801/1096】養生思考のすすめ

最近読み直した本に、「養生思考」がある。

2019年の発売日に購入して読んで、それから何度か読んでいるが、今読んでもやはりよい。

養生思考とは、

もっと自分の体を知って
自分の体と仲良くするために
呼吸を使うこと

と書いてある。

養生思考で、呼吸を使って、毎日自分の体と対話していると、不調になりにくく、なっても回復しやすい。

これは、自分の実感とも一致する。
呼吸を使って、毎日自分と対話することが習慣づいてから、不調になる前にケアすることができるようになって、不調になるのが明らかに減った。
それに、不調になっても、回復がほんとうに早い。
体調不良のデパートみたいな体で、風邪を引いたら1ヶ月くらい長引いて、年に何回も風邪を引くような人だったのに、いまではめったに風邪を引かなくなったし、引いても長く寝込んだりすることもなくなった。

養生思考とは別の治療思考というのがあって、
それは不調や痛みを感じたら、それに対しての対処やケアしたり、治療を受けるというのがベースの思考である。
痛みや不調が回復したらまたもとの生活に戻るので、再びどこかで治療やケアを受ける、
というもの。

私はこの治療思考が強くて、しかも、治療するのは自分ではなく、お医者さんがしてくれるものと思い込んでいた。
不調が続くと、それをなんとかしようとして
○○ケアとか、食べるものを変える、とか、××という薬やサプリを飲むとかしていた。
体にいいものをと言いながら、不調になるのは仕方ないと思っていた。
不調になったら、誰かになんとかしてもらう、つまり、外側のものを変えてなんとかしようとしていたし、お医者さんや施術者に「お願いします」と頼っておまかせしていた。
ようは、ずっと受け身でいたのである。

養生思考を育むと、自分の小さな変化にも気づきやすくなる。
自分で自分のことを知り、自分でどうするかを考え、それをやってみるということができるようになる。
「自分の人生のハンドルを自分で握る」ということはこういうことか、とようやく腑に落ちた。

自分の人生をどう生きたいの?
どう生きたら満足なの?
なにをしたら楽しみなの?
と聞かれると、うまく答えられなかった。
自分を知らなかったから。

自分の毎日の中に、どれだけ満足を得られるか。
毎日、満足して夜眠れるか。
明日の朝、起きるのが楽しみになるか。
そういう日々を積み重ねて生きるのが豊かさだと思っている。

毎日夜寝るのが苦痛(寝られないから)で、朝起きるのがしんどくて(起きられないから)、起きた途端につかれていて(夜中に歯を食いしばっているから)、ストレス解消についつい甘いものを食べて、しょっちゅう具合が悪い。
6年前までは、本当にそういう生活だった。

今は、
夜は布団に入ったらすぐ眠くなり、朝すっと目が覚めて気持ちよく、食べたいものを食べ、甘いものの摂取は減り、健やかに毎日過ごしている。
ほんと、呼吸・整体のおかげであるが、
養生思考が身についてきたということかなと思っている。

「養生思考を身につける」の本は、日常に使えるコツもたくさん書いてあるので、誰でも実践できるし、わかりやすくておススメです。

では、また。

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