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【588/1096】ざらりとするもの

NHKニュースでこの記事が流れてきて読んだ。

※この記事では性暴力被害の実態を広く伝えるため、被害の詳細について触れています。フラッシュバック等 症状のある方はご留意ください。

と、注意書きのある記事の内容について書くので、ご留意ください。

私が会社に勤めていたのは2017年までだが、25年間、会社員として3つの会社で働いた。

職場での被害内容を見たら、上から4つは自分自身で経験があるなと気づく。

「衣服の上から体を触られた」
「からかいなど性的なことばをかけられた」
「体を直接触られた」
「唇や舌などを体に当てられた」

自分の性暴力被害の記憶は、幼少期、中学生、高校生あたりで止まっていたが、職場でもあったじゃん、、、とびっくりした。びっくりしてる場合じゃないが。

ちなみに、ブラック企業でも何でもなくて、普通にいい会社だった。いい人たちもたくさんいたし。
でも全員がいい人じゃなかったというだけだ。当たり前だけど。

被害の前後や最中にとった行動、被害後の周囲の反応、傷つける発言をした人、という項目の上位に自分の経験が重なっていた。

ある意味すごいな、自分。
さすがの抹消能力。(←自分の記憶の中で自分に都合悪いものを一時的に抹消する機能。誰にでもある。)

最終的に、加害をした人たち(一人じゃなくて複数いた。年代違いで。)は懲戒解雇か諭旨解雇になった。
私の直接の訴えによるものではなかったが。
複数の被害者がおり、もっと深刻な被害を負った人たちがいたのであった。

まともな対応をしてくれる上司もいた。
すぐに解雇処分にできないことをその人が謝ってくれて、一緒に悔しがってくれた人がいたので、まだ救われた気がする。

でも、一方で、話をしても、なんら通じない感じ、あれは本当に苦痛だった。
特にこっちが被害に遭ってるって言ってんのに、「魅力があるからだ」「自慢しているのか」という発言をした人。
どこをどうとるとその言葉が出るのか唖然とするしかないあの感じ。
もともと言葉が通じない傾向があったけど、たぶん生きてる前提が違うんだろうなと思う。
そのときは、そんな風には思えず、即座に、敵認定(言葉が通じないモンスター)し、以後極力近寄らないように、関わらないようにしていた。
そういう人と関わると、自分にものすごい傷がつくので。

このような記事が目に入ったのは、たぶん、LGBTQ+の法案で、本来と関係ないことで反対している人たちの話を聞いて、あのモンスターな感じを感じたからかもしれない。
同じ人として扱っていない、扱われていない、あの感じ。
ざらりとするもの。

しかし、モンスターとはわかりあえないと思い込むのではなくて、同じ人としてどう向き合うか。

では、また。


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