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「塔の上のラプンツェル」は、毒親から離れ自立する女性の物語

何年前になるでしょうか、
中川翔子さんが吹き替えをされていると聞いて興味を持ち、
あまり期待せずに観た映画「塔の上のラプンツェル」
1度で虜になってしまった映画です。

幼い頃魔女にさらわれたお姫様、ラプンツェルは、外の世界は危ないから出てはダメと高い塔の上に幽閉され
1度も外に出た事がないまま美しい女性に育った。

あなたはダメな子、私がいないと何も出来ない。あなたが大好き。
ママの言う事を聞いていれば大丈夫と囁く魔女。
それは娘(本当は誘拐したお姫様)を意のままにするための洗脳であり、母の正体は魔女だった。

魔女の本心は、ラプンツェルの魔法の髪の力を借りて永遠の若さを保つ事。
ラプンツェルはやがて美しい女性に成長し外の世界に興味を持ち、
母からの愛情を裏切れない気持ちと
外の世界への憧れの気持ちとのせめぎ合いに悩みながら
いつしかその嘘に気付き、
本当の幸せに辿り着く。

これはまさに、毒親物語(−_−;)
自分は毒など持っていないと自信がある母親も、大なり小なり、見えない毒を持っていると私は思います。
それは、人間がこの厳しい世界で生きて行く上で自然と身に付けざるを得なかった防衛本能のひとつなのではと。

問題は、
その事に気づけるか否か。
ではないでしょうか?
自分の真の目的は何なのか?
子供のためと言いつつ
本当は自分を守りたいだけなのではないか?と
冷静に、俯瞰で見つめる事で
見えてくる事が必ずあると思うのです。

ラプンツェルがとうとう魔女の正体を知り、永遠の別れを告げるシーンは圧巻です。
魔女に刺されたユージーンに駆け寄るラプンツェル。
二度と魔女に利用されないようにと
ラプンツェルの髪を切るユージーン。
そして奇跡が起きる…。

みるみるうちにミディアムショートのブラウンヘアに変わったラプンツェルも変わらず愛らしい❤︎

ラプンツェルの中で1番好きなシーンは、ランタンのシーンです。
歌詞と、2人の表情と、沢山のランタンが夜空に舞う光景、何度観ても
あのシーンが1番好き。
あの歌を心で歌うと、いつでも泣く事ができる。

いつも憧れてた
ひとり塔の中で
外の世界はどんなに素敵か
今夜は星空の下
霧が晴れたように
やっと見つけた私のいる場所

テレビ放映があるたびリアルタイムで観ては感動してしまう私です。
歌詞、そして2人の心がひとつになった感動の場面は、
私の脳内でいつでも再生可能〜♬

ちなみに、ラプンツェルの髪の長さは21m、重さは30kg位あるそうです
どんだけ〜(^_^;)

それではまた。
今日もここまでお読み頂き
ありがとうございました❤︎

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