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ヨルダン レンタカー旅(4):我慢できずにアバヤを購入

到着後に浮かれた様子はこちらです。

中心部に戻り、ふらふらしていたら地元ショッピングエリアに紛れ込んだ私たち。
右も左もお洋服屋さん。カラフルなヒジャブ、素敵なアバヤがずらり並んでいる。

「ちょっとお店入ってみる?」と、目についたお店に突撃してみた。お店の人も、「え?どうしたこのアジア人」という感じで一瞬ギョッとしていたけど、優しく迎えてくれました。
刺繍やビーズなどなど、アバヤひとつとっても、かなり凝ったデザインがたくさんある。ドバイに到着したときからそれとなく感じてはいたんだけど、みんなおしゃれだわ。黒+ゴールド刺繍だったり、黒+黒ビーズだったり。しかもどれも模様が細かい!
分かりやすい色使いとかじゃなくて、オシャレ上級者感を感じさせる組み合わせが多いし、オシャレに対する女性の姿勢が伝わってくる。

私たちの突撃に店員さんも嫌な顔ひとつしないで「こんなデザインもあるよ(現地語なので超意訳)」と、いろんなアバヤを持ってきてくれた。
アバヤは洋服の上からかぶって着るものなので、旅友ちゃんとふたり、試着しまくり。
着てしまうとやっぱりどうしても欲しくなって、1着ずつマイ・アバヤを購入。購入から何年経っても着るタイミングが全然ないけど、いい思い出の品をさっそくゲット!

笑顔の店員さんに見送られて、戦利品を手にほくほくしながら旅友ちゃんとお茶+このあとの作戦会議タイム。
ここのバスターミナル、明日行くジェラシュへのバスに乗る場所だね。なんて街ゆく人たちを眺めながら、話題はお互いなんとなく肌で感じていたアンマン市内の治安の話に。

「このあたりは、夕方以降はあんまり歩かないほうがいい感じがする」
「そうだね。暗くなる前にホテルに戻ったほうがいいかもね」
「とりあえず戻ろっか」

本格的な中東エリア(トルコは境目すぎてガチ中東じゃない感じ)にはじめて来たのもあるかもしれないけど、久しぶりに「自分の身は自分で守らないといかん」という気分を肌で感じたアンマン。
たぶんそれは、私たちがツーリストであり、女ふたりだからというのが大きいと思う。
明るいうちは全く問題なさそうだし、全体的にそこまで危険な街ではないのかなと思うけど、やっぱり暗くなってから女だけで出歩くのはあまりよろしくない印象を受けました(男性がひとりでもいてくれるならまた別だと思う)。

大げさに伝えたくはないしヨルダンに限った話じゃないですが、私たちみたいに「ザ・観光スポットよりも現地の人たちの普段の生活を感じられる場所に行きたい」と思っていると、ここは足早に立ち去ったほうがいいな、と感じる場所もチラホラ。
でも、もちろん日本にだってそういう場所はあるし、私が大好きな台湾にも暗くなってからひとりで行ってはいけないな、と思うエリアはある。
怯えてばっかりの旅は面白さが半減しちゃうけど、無事に日本に帰ることも旅の大切な目的ですから。

明日はバスでジェラシュで遺跡観光、明後日からいよいよレンタカー移動開始。
ということで、ホテルに戻り、念のためグローバルWi-Fiが問題なく繋がるかテストすることに。アメリカでは「地球の歩き方」さんだけで何とかなったけど、この国でWi-Fiが使えなかったらどうにもならない自信がある(ちなみにアンマン市内では「地球の歩き方さんだけで大丈夫っしょ」と持ち歩きもしなかった。重いし……)。

「……Wi-Fi、繋がってない感じがするんだけど」
「マジ?iPhone使えなかったら、私たち死ぬね」
「んー……でもやっぱり繋がらないんだよねぇ」
「ヘルプデスクに電話してみるか」

ということでヘルプデスクにお電話。
そして衝撃の事実が判明。

「基地トラブルで中東エリアが現在使用不可らしい」

え?
明後日から我ら、レンタカー移動の予定ですけど???
Googleマップさんに頼りきるつもりでしたけど??

とりあえず「明日には復旧する予定」というお言葉を信じつつ、旅友ちゃんと「復旧しなかったらアラビア語の地図見るしかないのかな。そんなのハードル高すぎじゃない?」なんて話しながらこの日は就寝。
さてはこの旅、いつも以上にタフになる必要があるな?

コンセントの接触も悪くてこちらでも格闘。


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