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シンガポール航空(1):ビジネスへのアップグレード入札体験

ちょこちょこ旅に行く中で、庶民のくせにビジネスクラスを利用したことが数回ほどあります。基本は丘マイラーなので、マイル期限が迫って慌てて台湾往復をビジネスクラスで消費したりなど、もったいない使い方をしたり。
格安チケットだったとしても、正規の値段で買ったことなんてないです。ビジネスなんて買えないよ。

そんな私ですが、一度だけシンガポール航空さんから「アップグレード入札に参加しないかい?」というメールをいただいたことが。

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確かこの時も、「もう仕事辛い!どこか行きたい!!」と、衝動的に見つけたシンガポール便をポチッたはず。社畜時代のことなので、金曜深夜発~日曜日本着、みたいな、会社を休まない週末弾丸旅行。

アップグレード入札のお誘いなんて初めてで、「なになにどうした??」とびっくり。シンガポール航空さんのマイレージ登録なんてしていないし、なんなら格安チケットサイトでエコノミー購入してるんですけど、わし。
こういうのって、正規でチケット買ったり、いつもご利用ありがとうございますの常連さんに送られるものだと思っていたよ。
入札方式のアップグレード、というシステムを知ったのも初めてで、航空会社も大変なんだなぁ、と思ったり。

ちなみにこのシステム、上級マイレージ会員の方には不評みたいですね。
今までは上位クラスに空きがあったら、上級マイレージ会員の無償アップグレードに使用されていたみたいだけど、その分が入札方式アップグレードにスライドされているとかいないとか(ANAさん上級会員の友人談)。

「送る相手間違えてませんか?」と思いつつも、とりあえずどんなシステムなのかちゃんと確認してみることに。

入札の基本システムは、いたってシンプル。
アップグレードするクラスに対して、いくら入札するか(追加で支払うか)を決めるだけ。「落札できる可能性が高くなるよ~」を示すインジケータ―があったので、それを参考にして入札金額を決めてね、ということっぽい。

このフライトで私に与えられたアップグレードの選択肢はこちら。
●羽田 → チャンギ が エコノミー → ビジネス
●チャンギ → 羽田 が エコノミー → プレエコ

空席の問題なのか、上記の選択肢以外は与えてもらえず。
とはいえビジネスへのアップグレードなんてそこそこお金積まなきゃ落札できないだろうしなぁ。別にエコノミーでも十分なんだけど……。なんて考えていて、はたと気づいた。
シンガポール航空さんのビジネスって、確か180度フルフラットシート。

参加します。
フルフラット、体験したいです。

というわけで、旅の目的は急遽「アップグレード入札を成功させてビジネスに乗る」に変更。
もともと目的もない現実逃避の旅だったので、ちょうどいいし。

ただ、既に航空券代はお支払いしてるし、無駄に高い金額を払いたくはない。これはどのラインを攻めるべきなんだ?と考えた末、ビジネスへのアップグレードは「成功するかもインジケーター」の30%程度、帰りのプレエコは10%程度で入札することに。

私にすらこういうメール送ってくるくらいだから、それなりに空いてるでしょ。という読みで低めの入札額にしてみました。
そしてやっぱり入札ものは終了直前の状況を見て参加するべきよね、と期限ぎりぎりに手続きしたところ……。

翌日届きましたよ!!
こんなメールが!!!

タイトルなし

フルフラット、きたーーー!

こうやってメールを掘り返してみると、8万円も入札したのか、私。
今になってみると5万円でも落札できたのでは?と思うけど(8万円もあったらローシーズンのロス往復航空券、買えちゃうよ)、まぁ、片道のみとはいえビジネスに乗れるならだいぶ安い(東京/チャンギのビジネス往復だと35万円以上)と考えてよしとしよう。

これも経験よ。
また機会があったら、今度はもう少し攻めた入札金額でトライしてみよ。


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