見出し画像

アラジンをヨガ哲学の観点から観ると分かる「うそをつかない」ことの大切さ。

この記事を書いた人

2023年6月5日からヨガインストラクターになるグケートまゆみです✨5回も転職を繰り返したり、不妊治療で病んでいた経験から、ヨガを通して、すべての人が情熱を持って行動し、お互いを尊重できる世界をつくりたいと思っています☺️

詳しい自己紹介はこちらです。

ヨガ哲学と映画

映画やアニメをヨガ哲学の観点を通して、解説していくシリーズ第一弾として実写版アラジンを取り上げました。
どんな映画やアニメも、すべてヨガ哲学は関係してるんですね〜。読み解くのが難しいと思われるヨガ哲学を、分かりやすく広めるきっかけにもなるので、たくさん紹介していこうと思います🥰

アラジンのあらすじ

※ネタバレあります

アラジンは貧しく、生きるために泥棒をして暮らしています。あるときプリンセスジャスミンを助け、恋をしますが、結婚できる相手ではないことから諦めます。
そんな時、魔法のランプを手に入れ、存在しない王国の王さまになるアラジン。
ジャスミンと出会い、再び恋をしますが、アラジンはここで「自分は本当の王様、アリ王子だ」とジャスミンに嘘をついてしまいます。
そのあと悪い大臣ジャファーが現れて、物語は危機を迎えます。アリ王子がアラジンとバレてしまい、アラジンも諦めますが、最後にはハッピーエンドで終わる物語です🪄

アラジンの視点:嘘をつかないこと「サティヤ」

この物語で注目したいのは、ヨガ哲学のハ支則、ヤマの中に書かれている「サティヤ」という教えです✨サティヤは嘘をつかないこと。

正直で居続けることで、自分の思ったことがすぐに現実になると言われています。

アラジンは、一度ウソをつきました。
彼はそれから「時が来たらちゃんと話す」と言い、今の欲望にかられて過ごしてしまいます。
しかし嘘をついたことで苦しみ、自分らしくないことをしていることに気がつきます。一度ついた嘘が自分を苦しめ、周りからの信頼をなくしてしまうんです。でもアラジンは最後には正直になって謝り、自分から立ち去ろうとします。正直になったところで、ジャスミンや国王がアラジンの人柄を認めてハッピーエンドに終わります。

ここで大事なことは、
嘘を全くつかないことは、なかなか難しい。最初から完璧を目指さなくても大丈夫ということ。
そして一度ついてしまった嘘でも、自分から正直になることで、やり直しはできるということです☺️

日本では、社交辞令という文化がありますが、
みなさんは社交辞令を言われたときに、「この人ほんとは思ってないな」と気がついたことはありませんか?

社交辞令で言ったことって、表情や話し方、目の輝き、情熱さなどから相手に嘘だと伝わってしまうんです。そこで嘘を言われた相手はどんな気持ちになるかというと「この人信用できないな」です。
小さな嘘が、周りの人の信頼を失ってしまうんです。

反対に、嘘をつかないで過ごしていれば、周りから信頼され、自分が困ったときに手を貸してくれるような関係性を築くことができます(^^)

「サティヤ」実践したくなりましたでしょうか?☺️

ジャファーの視点:アハンカーラに苦しむ

悪役ジャファーは、王様の次に位の高い大臣ですが、それでも満足できません。
「自分が!」というエゴはヨガ哲学では「アハンカーラ」と呼びます。

この「自分がもっと○○になりたい」という思いは、ジャファーのような悪者じゃなくても、誰にでもある気持ちではないでしょうか?

私も、常にこの欲求と闘っていました。
「もっとフォロワーが増えてほしい」
「もっと広い家に住みたい」
「もっと洋服が欲しい!」
など、あげればキリがありません。

人は手に入らないものに、執着して、そして苦しみます。

ジャファーも、「1番偉くなりたい」という執着を捨てられれば苦しまずに生きられたはずです🌿

今、執着しているものはありますか?☺️
少し執着から離れてみると、気持ちが楽になるかもしれません☺️

アラジンから学べるヨガ哲学、伝わりましたでしょうか?最後まで読んで頂き、ありがとうございました✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?