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ドイツ、換気のすすめ

こんにちは、ドイツでウェルネスをしているまゆみです。

寒い冬が長く室内で過ごすことが多いドイツ、

換気はとっても大事です。

断熱性・気密性の高いドイツの建物は室内に湿気がたまりやすく
カビも発生しやすくなるため、
(洗濯物を部屋干しする家も多いです)

1日に2-3回10分程度、窓を完全に開けて空気を入れ替えることが勧められています。

実際、私はそんなこと知らず、寒い冬の朝に凍えながら窓を開けることを怠っていたため、外に面するキッチンの壁にカビが発生し、とても焦りました。

カビは喘息やアレルギーの原因にもなり、長い目でみると身体に悪い影響を与えます。

そんなカビから身体を守るため、ドイツでの換気の仕方を紹介したいと思います。

1. そもそもカビはなぜ生える?

カビはホコリや汚れを好み、温度が25~35℃、湿度は75%以上の環境を好みます。
湿気を多く含んだ暖かい室内の空気が、冷たい壁や窓(断熱性の低い建材の壁、とくに外に面した壁)に触れることで、曇りや水滴となって付着する。
この結露が発生する場所は、とてもカビが繁殖しやすい環境です。

2. 換気の仕方と、温水暖房の使い方

毎日2-3回、10分程度、暖房を完全に切り、窓を完全に開けて、室内の空気を完全に切り替えます。冬に10分換気した後は窓を閉め再び暖房をつけ、壁の温度が下がりすぎないように保ちます。

ドイツの一般的な暖房Heizung は温水暖房で、パイプの中に温水を流し続けることで部屋の温度を一定に保つように調節します。
暖房を長く完全に切ってしまうと壁の温度が完全に下がってしまい、再び温めるのにすごく時間がかってしまいます。

ですので、冬の間は換気をしている時以外、一定のメモリに合わせて温水を流し続けておくことが、効率的かつ経済的に部屋を暖かく保つためのコツになります。(私も今まで、寒いとつけて暑いと消してを繰り返していました)

湿気のたまりやすいお風呂場やキッチンなどを使うときは、必ず使うたびに換気をしましょう。

3. カビが発生した場合の対処法

もしカビが発生してしまった場合、必ず大家さんに知らせましょう。
不十分な換気もカビ発生の原因になりますが、断熱性の低い古い建物の場合、構造上の問題である可能性もあります。
一人で対応せずに、大家さんに相談して専門的な対処とこれからの対策を話し合うことをおすすめします。
(その時、説明できるように写真を撮っておくと便利です。)

小さいカビには、アルコールが効果的なので、
私は普段、こちらで紹介されているアルコールスプレーを水回りなどカビのできやすい場所にスプレーして対処しています。


まとめ、

ドイツと日本では建物の構造や仕組み、気候も違い、
知らないうちに、身体への影響が心配になる状態になってしまうこともあるかもしれません。


よんでくれたあなたの、参考になればうれしいです。


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(掃除したばかりの窓がすき)



あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。