あなたはビーガン、それとも?
ドイツで友達と食事を共にするとき、よく聞かれるのが
"Bist du Vegetarier, Veganer?"
「あなたはベジタリアン?ビーガン?それとも何かこだわりはあるの?」
という質問。
それに対して、
" Ich bin ein Genießer!"
「私は、楽しむ派!」
と答える人に出会ってから、
楽しむという意味のドイツ語、genießen ( げにーせん ) を気に入ってよく使っています。
世界中がコロナ危機の中、今だからできる過ごし方、楽しみ方を見つけている方たちのnoteを読んでは、日々参考にさせてもらっているのですが、
夫婦でカナダワーホリ中のKarinさんが、とことん【丁寧な暮らし】を意識して生活されていて、素敵だなーと思いました。
わたしも楽しむ(Genießen ) ことを意識して、真似してみることに。
いつもは急いで淹れていたコーヒー。手動で挽くミルの重さを感じつつ、挽きたての豆の香ばしさを思いっきり吸い込みます。
友人に預かってる大事なポットでゆっくりお湯を注いで、そこに出る模倣の美しさを眺めたり。
めんどくさいと思っていた食器洗い、丁寧に食器を扱ってきれいになるのをじっくり見届けると、気分もすっきりします。
ルワンダ在住のasaさんが紹介されていて、美味しそうで作りたいと思っていた『ビーツと人参のきんぴら』を作ってみることに。
人参がたくさんあったので、切る作業に集中します。初めて買った生ビーツ、切った時の断面のみずみずしさと美しい紫色に思わず見とれてしまい、誰かに伝えたくなりました。
午前中はキッチンに暖かく気持ちのいい太陽が差し込むので、窓辺に座って太陽を浴びながらご飯を食べることが、今いちばんのお気に入りです。
こうして感じる幸福感は、贅沢だけれど、とてもシンプルなもの。
目の前にあるものに目を向けて、自分の感覚に正直になること。
こんな幸せを感じられると、窓越しに目のあう隣人や、街ですれ違う人にも思わず笑顔で接したくなります。
人と自由に会えなくなって、会えるってとても嬉しいことだとわたしは感じています。
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今日も平和で、素敵な1日を。