見出し画像

海外では転職するのが当たり前?但し、あなたのキャリアがここまでくれば。。。

海外転職キャリアコーチのブレナー真由美です。

今回は、「海外では転職するのが当たり前?但し、あなたのキャリアがここまでくれば。。。」というお話をさせていただきます。 

海外転職で、よく言われる話で、

「海外では転職が当たり前」、
「能力がある人ほど転職をする」、
「転職が多くてもそれが問題にはならない」


という話を聞いたことがあるかと思います。

これは本当の話なのか? 

実際に私が住むアメリカでは、頻繁に転職を繰り返している人はいますし、転職をしながら、ここまで来たという人も多くいます。

ただ実際にはアメリカ人は誰もが転職を繰り返すのか?

というとそうではありません。

ある程度の経験を積めば、同じ会社に10年、10年以上と会社の中でキャリアを積んでいっている人たちは多いです。 

一般的に、海外、特に欧米圏では、

労働市場が比較的柔軟であり、転職することが一般的であり、新しい機会を追求することが推奨されたりはします。

一番には、多くの海外の国々では、競争が激しく、企業は優秀な人材を確保するために柔軟な雇用条件を提供する必要があるため、この競争が労働市場の柔軟性を高め、労働者がより多くの選択肢を持つことにつながっているのかと思います。

また、自身がキャリアを発展させ、スキルや経験を積むために転職をし、特に成長性の高い産業や技術の進歩が速い分野では、転職することでキャリアの成長を促進することが一般的とされています。転職を通じて自身の競争力を高め、より魅力的な給与や福利厚生を得ようとします。また、新しい組織での経験やネットワークの拡大により、将来のキャリアの展望がより良いものになるのだと思います。


まずは、転職の多さがマイナスにならない競争力を持つ業界とはどのような業界でしょうか? 

1. テクノロジー業界

: テクノロジー業界は急速に成長しており、革新的な企業が次々と登場しています。特に人工知能(AI)、機械学習、データサイエンス、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティなどの分野で競争力が高く、トップクラスの企業やスタートアップがリーダーシップを競っています。
特に、アメリカのシリコンバレーは代表的な都市になっています。

2. ファイナンス業界

: 国際金融業界は常に競争が激しく、NYやロンドン、シンガポール、香港を中心に金融機関や投資会社が集積しています。投資銀行、ヘッジファンド、資産運用会社などの分野では、高度な専門知識と経験が求められ、競争力が非常に高いです。

3. ヘルスケア業界:

 世界中で人口が高齢化していることから、医療機器、バイオテクノロジー、薬などのヘルスケア関連業界が成長しています。特に医療技術の革新や治療法の開発において、競争が激しくなっています。

4. エネルギー・環境業界

:  エネルギーの需要が増加する中、再生可能エネルギーやクリーンテックなどのエネルギー関連業界が注目されています。気候変動や環境保護の重要性が高まる中、持続可能なエネルギー源や環境技術の開発が求められています。

5. エンターテインメント業界:

 映画、音楽、ゲームなどのエンターテインメント業界は、世界的な影響力を持ち、競争が激しくなっています。ストリーミングサービスやデジタルメディアの普及により、新たなビジネスモデルが生まれ、競争が加速しています。

また、海外で競争力を持つ職種は多岐に渡りますが、特に以下のような職種が注目されています。

1. ソフトウェアエンジニア/デベロッパー

: テクノロジーの進化に伴い、ソフトウェアエンジニアやデベロッパーの需要が高まっています。特に人工知能(AI)、機械学習、データサイエンス、クラウド技術などの分野で競争力が高いです。

2. データサイエンティスト/アナリスト:

ビッグデータの活用が進む中、データサイエンスやデータアナリティクスのスキルを持つ専門家が求められています。データを分析し、ビジネス上の価値を生み出す能力は高い競争力を持ちます。

3. 医療専門家:

 医師、看護師、薬剤師などの医療専門家は世界的に需要が高く、医療サービスや医薬品産業において競争力を持ちます。特に高度な専門知識や技術が求められる分野で競争力が高いです。ただし、この分野は現地でのライセンスなどを持っていないとできない職業ではあります。

4. 金融専門家: 

投資銀行家、ファイナンシャルアナリスト、資産運用担当者などの金融専門家は、世界的な金融市場で競争力を持ちます。特にファイナンスや投資の知識と経験が豊富な人材は求められています。

5. エンジニア: 

エンジニアの分野は広範であり、特に電気・電子工学、機械工学、土木工学などの分野で高い競争力を持ちます。インフラストラクチャーや建設プロジェクト、製造業などで活躍するエンジニアは需要が高いです。

6.  デジタルマーケティング専門家:

 インターネットの普及により、デジタルマーケティングの重要性が増しています。SEO、SEM、SNSマーケティングなどのスキルを持つ専門家は競争力を持ちます。

以上が、海外で需要が高い業種と職種です。

では、就労できるビザがない状態で、上記の分野で、海外転職をする場合、実務経験年数、学歴、資格や語学力が必要とされるため、ここは注意が必要です。

一度海外転職が叶っても、次に気を付けなければいけないことは、

就労ビザのスポンサーがついている間は、転職はしづらいこと。


 
就労ビザが取れる要件としては一般的に、同業種や職種での経験となります。

企業は、スポンサーにならなくても良い人材が採用リストの一番上にきて、その中で採用が難しい場合には、ビザのスポンサーになってでも採用したい人へいきます。

そうなると優先順位は、既にビザの手続きをしなくても良い、現地スタッフやビザや永住権などを持っている外国人となってきます。

そうなるとその競争の中でも選ばれるだけの経験、スキルや語学力、コミュニケーション能力、そして人脈などが必要になってきます。 

よって、海外転職は、企業からのビザのサポートが必要な間は、頻繁に出来るわけではないことを最初に理解した上で、将来、海外でも通用するキャリアを積んでいき、必要であれば、その分野のプロとしてやっていけるような資格を取り、スキルを磨き、語学力をアップさせ、現地スタッフとも同じ土俵に立っていけるだけの挑戦をしていくことが可能になるように、努力をしていくことです。

それには、早めに目指すキャリアを決め、そこへ辿り着くには何をしたら良いのか?

その中に転職が入ってくるのであれば、転職は大いにありだと思います。

「人間関係が嫌」、「会社の雰囲気が嫌」で転職をするのではなく、スキルアップのため、今までのスキルを十分に活かせるため、新しい技術を学ぶための転職をして、海外でも通じるスキルや経験を磨いて、”転職数が多い”と思われないような目的のある転職をしていくべきだと思います。 もちろん、転職をしなくても、常にご自身のスキルアップやキャリアアップが出来る土壌が整っている会社なのであれば、特に転職をする必要はなく、そこから海外転職を叶えればよいと思います。  

キャリアでお悩みの方は、初回30分無料の体験コーチングまでお越しください。 

お申し込みはこちらのリンクまで。 
https://crossborderconnectllc.com/taikencoaching/  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?