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登山と発育や成長プログラムについて書いていきたいと思う。

もちろん、ただ好き好んで山々を子供たちと訪れては
駆け上がっているのだけれど、

ここには「成長」や「脳育」のロジックが存在するのだ。

登山といえば、いつも穏やかな天候の中
山を訪れるというわけにはいかず、

雨や風、ときには雷等
さまざまな自然環境に悩まされることも多々ある。

さらに坂道を歩き続ける
持久力や体力、
高所なので低酸素状態、
ある程度の重さのあるリュックサックまで背負っている。

身を守るウェアはあるものの
高所は気温差が激しく
さらには暑さ、寒さ というのに
ダイレクトに晒されるこになる。

自然的ストレスと言っても過言ではないほど
さまざまなストレッサー(ストレス要因)が存在する。

「ストレス」というと仕事や社会要因などによる
人為的ストレスを想像する人たちが多いが、
ここで言うのはあくまでも
自然的ストレス

自然であるのが ほどよい のである。

心も体もさらには脳も成長著しい子供たちと
このような自然ストレスに溢れた環境に訪れることで
一体 体にはどのような変化が起こるのだろうか。

子供たちの脳で言うと
脳は6歳までに8割ができあがるとされている。
最もシナプスの数が増えるのは4から5歳のとき。

この時期に脳を活性化させる刺激(自然的ストレス)を与えていきたい。

では、子供たちだけでなく
自然環境の刺激を受けたときの
細胞内や脳の変化について書いていきたい。

・脳の活性化、脳にスイッチを入れる。

ランナーズハイという言葉を聞いたことがあるだろう。
マラソンなど長距離を走っていると、だれでも息が上がり、
筋肉も悲鳴をあげてくる。
・・・
長距離を走って苦しくなるのは、酸素が思うように取り込めないという生体ストレスだ。同じように、暑さ寒さも生体ストレス、また、疲労や睡眠不足もそう。
こうした生体ストレスは、体にとってある種の危機状況をもたらす。
その危機に対応するのはもちろん脳だ。脳がその生体ストレスに適応するように指令を出すのである。その結果、ストレスをストレスと感じなくなる。

「脳と体が若くなる断食力」より 引用

HSPの活性化…タンパク質の生成や再生をお世話する
シャペロン」の働き。

成人で60兆個といわれる細胞1つひとつのなかでは、常に無数のタンパク質がつくられ続けている。その数は1秒間に数万個にも及ぶ細胞もあるという。
・・・
タンパク質の合成の過程には「分子シャペロン」と呼ばれる
タンパク質の一種がかかわっている。
・・・
細胞でタンパク質をつくっている際、頻繁に「不良品」ができてしまう。タンパク質の合成は不完全になりやすいのだ。このため、不良品をつくり直す必要がある。分子シャペロンは、タンパク質が正しく合成されるまで介添え役のようにあれこれ面倒をみる役割がある。
シャペロンなしにはタンパク質はうまくつくれないし、
細胞も充分な働きができないのである。
シャペロンの機能不全が病気の原因になることも明らかである。
・・・
シャペロンはタンパク質がストレス状態によって変性するときにも
登場する。その代表的なものが熱ショックタンパク質(HSP)と呼ばれるものだ。
・・・
HSPの仕事は細胞のタンパク質の変性を防いだり、
変性したタンパク質を修理・再生することだ。そしてストレスによって出動したHSPは、細胞の中で待機して、さらなるストレスを迎え撃つ。
・・・
私たちの脳には、生命維持の要として原始的・根幹的な機能をつかさどる
「脳幹」という部位がある。ある種の「生命の危機」に瀕すると脳幹が活性化し、本来の働きを取り戻そうとする、そして、脳幹が活性化すればするほどHSPも多くつくりだされる。
好熱の状態、酸素が少ない状態、血液が流れない状態、、、これぞまさしく「生命の危機」にほかならない。

「脳と体が若くなる断食力」より 引用

・ミトコンドリアの分裂や再生を促す。
ミトコンドリアの機能とは、、、
・エネルギーの生産(’ATP生産)
・アポトーシス(細胞自死)やオートファジー(自食)の実行
・熱生産
・解毒

健全なミトコンドリアの状態を維持するのには
分裂と融合を繰り返し、ミトコンドリアの健全な部分が複製されて新しいミトコンドリアに作り替える必要がある。
その融合や分裂を促す要因が自然的ストレスなのである。

マンション、過剰な除菌殺菌、運動不足、常に満腹状態 など
ストレス要因が低下しがちな現代生活では
常にミトコンドリアの機能低下が起こっている状態だと言える。

・免疫細胞「免疫力」の向上
細胞の力が高まるということは
すなわち「免疫」をつかさどる免疫細胞の力が高まるということである。

免疫を向上、免疫力などという言葉はこの頃はよく耳にするけれども、
実際は「免疫細胞」と呼ばれる細胞の働きが正常かどうか
ということなのである。

ヘルパーT細胞、キラー細胞、NK細胞など存在する免疫細胞の
働きが高まる。

高所での低酸素状態で気をつける点

高所では酸素が薄く、気圧や気温も低い。
血液中に急激に乳酸が増えて、
血液のpHが下がりやすく酸性に傾く。

この血液の変化が、骨からミネラルが溶け出てしまう
「脱灰」を起こしてしまう。
高所の際は脱灰を防ぐために
マグネシウム補給やビタミンB群、ビタミンCといった抗ストレス栄養素の補給を欠かさない。

地上であろうと高所であろうと
いずれにしても 正しい栄養学を学ぶ知識が必要であることは言うまでもない。

それから
しっかり休息をとること。
体に負荷をかけたアフターケアが大切になってくる。

ということで 自然的ストレスにおける成長要因をいくつかまとめてみた。
実際感じた点、
(私自身も子供たちも含めて)
・集中力がアップする
・発想、ひらめきが活性化される
・忍耐力、持久力が向上する
・自主性、意欲、向上心
・ネガティブな状況下でもポジティブな思考に切り替えられる。

常に 自然的ストレスの環境に晒されることは
現代人には難しいので
「週末は 山を訪れる」
「自然環境豊かな場所で寝泊まりをする」

こんな生活をオススメしたい。

特にこれからの季節は
朝晩の寒暖が一層、自然的ストレスとなる。

めりはりのある自然の刺激を
受けていきたい。

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子供たちの生き生きとした表情にご注目ください!
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