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肥満と摂食障害の驚きの関係

先日、これから管理栄養士になる学生に講義した時に、
肥満と摂食障害の関係についてお話しました。

でも良く考えてみると実はとても近いところもあるんです

肥満や摂食障害の認知度が高く、研究も進んでいるアメリカの話ですが、肥満は増え続けています。

私が学生の頃は肥満は人口の30%と言われていて

現在は40%に及びます


そんな中、摂食障害も年々増えています

ここ数年「コ〇ナ太り」という言葉がありますが

日本ではコ〇ナ禍、拒食症が男女共に1.6倍と急増しているそうです

では何故太る人と痩せ願望が強い人が比例しているのでしょうか

アメリカで肥満が注目されたのがおよそ20年前

当時、肥満率が大きく上がった挙句 肥満が「疾患」と見なされてしまいました

つまり、太っている=病気

(本来太っているからかならずしも病気のはずはないんです)

以前は痩せることはフィットネスや美容界でのフォーカスでした

意識が高い人がダイエットをしていたのです。

肥満が「病気」となり、政府まで動き出し、

War on Obesity (肥満に対しての戦争)が宣言されました

もちろん肥満の人の中で健康意識がない人や無知な人もいますし

その人たちのための健康管理は大切な事です

でも、必要以上に多くの人が太る事に恐怖を覚えるようになったのです

この恐怖が摂食障害に繋がる事になったようです

摂食障害は痩せているモデルをみて痩せ願望に目覚めることももちろんですが、

肥満が増える中、太りたくない、太る事は悪い事、危険という意識も必要以上に強くなりました。

ダイエット商品やサービスもこの波に乗り、どんどん痩せることを重視する社会になりつつあります。

そして、摂食障害がある人はかならず痩せている訳でもないんです

拒食症は痩せている方が多いですが、過食する方は普通の体型や太目の方もいますし

肥満でも摂食障害の方も沢山います

肥満はダイエットの結果でもあります

痩せることで太りやすくなる

太るともっと痩せたくなる

ここで負の連鎖が起こるんです。

日本とアメリカはイコールではないし肥満率も全然違います

でも日本は西洋の影響が強い国で、摂食障害がアジアで一番多い国と言われています。

摂食障害の患者はそこまで多くないですが、病院に行ってない人は沢山います。

健康のために、美容のために太りたくない、痩せたいという気持ちが

実は肥満に繋がっている場合もあります。


何が言いたいのか

肥満も摂食障害も食と上手に付き合えていないことが原因の一つであります。
痩せていることは頑張っている証拠でもなく、太っているのは頑張れていない結果でもありません。


摂食障害、過食で悩んでいる方
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○ 食事制限と過食の繰り返し
○ 過食症
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レッスン、Zoom相談会、とLINEグループでプログラムを進めて行きます
Zoom相談会は毎週月曜20:00~
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お問い合わせはmayuko@mayukookai.comまで


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