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ミウラ・ドルフィンズと私

私がミウラ・ドルフィンズに入社したのは2005年です。有名な登山家でもない私を、なぜ三浦雄一郎・豪太率いるミウラ・ドルフィンズの一員にしていただいたのか。それは出身大学である、鹿屋体育大学の山本正嘉先生の存在があります。

私は学生の頃、自転車競技(ロードレース)に取り組んでいました。長い時で1日200km、時間で言うと8時間ほど自転車の上にいる生活。(登山でもそれくらいの時間、歩くこともありますね!)それと同時に、身体の仕組みに興味があったので、運動生理学が専門だった山本正嘉研究室の研究生として勉強をさせていただいていました。

山本先生は「登山の運動生理学の第一人者」で、自ら登山をしながらデータを収集し、世の中に発信し続けていました。その人望から、山本先生を頼って、研究室には多くの有名登山家の方々が来られていました。その登山家の体力測定や低酸素トレーニングを、私たち研究生も手伝いながら、夜は一緒に食事もさせていただきました。過酷で厳しい登山でありながらも、とても真っ直ぐで素敵な笑顔で、その時々の登山の様子を話してくれることが印象的でした。

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大学に来られていた登山家の中に三浦雄一郎・豪太親子がいました。三浦雄一郎氏が70歳(2003年)にエベレスト登頂を目指されていた時に、体力測定と低酸素トレーニングに来られたのです。私が在学中に二度、来られました。そして時間が経ち、2005年。三浦雄一郎氏が東京都内に低酸素室を作る、そしてその施設を一般登山者にも利用してもらう、ということを計画しているとのことでした。そしてその際に、低酸素トレーニングを勉強していた山本研究室の卒業生として、ミウラ・ドルフィンズの一員に入れていただいたのです。

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あれから15年。今でも山本先生には相変わらずお世話になっています。少しでも成長している姿を見せられるよう、これからも頑張っていきたいです。

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ミウラ・ドルフィンズでは鹿屋体育大学の山本正嘉教授をはじめ三浦雄一郎・豪太親子とともに、より快適に、より安全な登山を行うためのデータを測定…

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