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選ばれるコーチだけが知っている!コーチングフロー活用のポイント

「コーチングフローに沿ったセッションができているかどうか、見てください!」


メンターセッションでフィードバックを行う際、メンティーからこんなリクエストをよく受けます。

コーチングフローとは、コーチングの開始から目標達成までの流れを示すもの。コーチングをうまく進行するためのガイド役を担ってくれます。

具体的なフローは、学ぶスクールによって異なりますが、私が教わったのは下記のような5ステップ。

ステップ1:目標(目標を設定する)
ステップ2:現状(目標に対する現状を明確化する)
ステップ3:ギャップ(目標と現状がどれくらい離れているか分析する)
ステップ4:アクション(ギャップを埋めるためのアクションプランを策定する)
ステップ5:まとめ・エバリエーション(ここまでのセッションを振り返る)

このステップに沿ってセッションを行えば、スムーズに進行できるし、コーチもクライアントも迷わない。とても便利ですよね!

私も駆け出しの頃は、コーチングフローをプリントアウトし、質問例をメモしたものを見ながらセッションしていたこともあります。

けれど、今ははこんな風に思うのです……

コーチングフローを死守することと、クライアントに貢献することは別物!なのに、フロー通り進めることにとらわれているコーチが多いのでは? と。

コーチングフローは地図のようなもの

想像してみてください。

あなたは、初めて行く場所にどうやって向かいますか?
カーナビを使ったり、グーグルマップで検索したりしますよね。

逆に、自宅の近所など慣れた場所ならどうですか?
「暗くなったから大通りから帰ろう」とか、「急いでいるから、近道から行こう」とか、ツールを使わず自分の頭で考え、最適な道を選ぶのではないでしょうか。

コーチングも同じなんです!

学習段階であれば、コーチングフローは強力なガイドになるもの。特にICF資格取得を目指すなら、理解必須です。コアコンピテンシーをもとに作成されたPCCマーカーは、コーチングフローの順に並んでいることもあり、ガイド通りに進めれば高得点を狙いやすくなります。

でも、クライアントを置いてけぼりにしてしまっては、本末転倒ですよね。

コーチングに慣れたら、「60分のセッションで5ステップをこなすには、何分で次のステップに進まないと……」なんてことを考える必要はありません。


あなたがより注目すべきは、クライアント!

なぜ、コーチングフローにとらわれ続けるコーチが多いのか。
それは、フローに沿ったセッションで成功体験を積んできたからでしょう。

残念ながら、過去の成功体験が呪縛となっているのです。

守るべきステップは2つだけ

では、どうすれば呪縛を解き、コーチングフローを活用できるようになるのでしょうか。私が大事にしていることをお伝えします。

実は、コーチングフローで守り続けるべきものは、たった2つだけ

ステップ1の「目標」と、ステップ5の「エバリエーション・まとめ」

この2つさえ外さなければ、ほとんどのセッションはうまくいくでしょう。

例えば、ステップ1の「目標」に時間のかかるクライアントもいますよね。
60分のセッションで、50分経っても目標が定まらないとき、あなたならどう対応しますか?

クライアントは迷いながらも「同じ言葉を繰り返しているな」とか、「今は決めるタイミングではないかもしれない」とか、様々な気づきを得ています。


コーチがすべきことは、それらを言葉にしてもらうこと

「今、何に気づきましたか?」
「今、何を感じましたか?」

そして、次のステップにつなげること。

「もうちょっと深めたいことはありますか?」
「次回のセッションまでにできることはありますか?」

そんな関わり方をしてみてはいかがでしょうか。

もちろん、最初から2つのステップだけでいいわけではありません。まずは、5つのステップに忠実にセッションを進められるようになりましょう。

それができたら、コーチングフローから離れる勇気を持っていいのではないでしょうか。


\最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/


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