効率化より大切なこと?経営者にオススメしたいタイムマネジメントの必読書
こんにちは、エグゼクティブコーチの中井茉由子です。
久しぶりに大型書店に行くと、入ってすぐの一番目立つ場所に「時間術」に関するコーナーが設けられていました。
時短、業務効率化、タイパなどの時間と生産性に関する言葉を聞かない日はありません。それくらいに「時間を効率よく使いたい!」と思う人は多いのでしょう。
・・・なのですが。
時間術の本を買ってもうまくいかず、時間術に関する本を何冊も買うだけになっているという方も少なくない!
「短い時間に早くたくさんのことをやる」の落とし穴は、やるべきこととやるべきでないことの取捨選択が抜け落ちてしまうこと。
必要ないことをスピーディに処理しても、何の意味もありません。
短い時間に早くたくさんのことをやるという観点ではなく、「大切なことに十分なエネルギーを使うため」に役立つ書籍をご紹介します。
常にやりたいこと、やるべきことに溢れている経営者・リーダーの方はぜひ読んでみてください。
1分間マネジャーの時間管理
著者:ケン・ブランチャード、ドリット・バイラー
私が大好きなケン・ブランチャード氏の「1分間マネジャー」シリーズの1冊。「時間」と「人」の両方をマネジメントする方法が、物語形式でわかりやすく描かれています。
サルの世話係と監督という表現を使い、部下から持ち込まれる課題や問題(=サル)を、誰の肩に乗せるべきかを明確にする方法が示されています。
自分の時間がないのは、監督するだけでいいはずのサルの世話を一挙に引き受けているからかも・・・と気づくきっかけになります。
気づけば、部下の仕事を巻き取ってしまう責任感の強い経営者には特におすすめです。
エッセンシャル思考
著者:グレッグ・マキューン
初めてこの本を読んだ時「え?こんなにやらなくていいの?」と思いました。でも「より早く、よりたくさん」ではなく、「より良く、より少なく」することで、本当に大切なことに集中することができる。
経営者の方々は、様々な意思決定を迫られる立場にあります。そして、やりたいこともいっぱいある。
だからこそ、何を選び、何を捨てるのかという「取捨選択」をするための思考法が紹介されています。
経営の優先順位付けに悩む方、そしてやりたいことがたくさんある方に特におすすめの一冊です。
まとめ
私が経営者にこの2冊をおすすめする理由は明確。
それは、単なる効率化ではなく、経営者として本当にすべきことに集中するために時間を有効に活用していただきたいからです。
時間とエネルギーを適切にマネジメントすることで、より戦略的な意思決定に時間を使えるようになります。そして、チームメンバーの成長を促進するための時間に使えるようにもなり、組織全体のパフォーマンス向上につながっていきます。
\最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/
本からの学びを実践に移すには、自社の状況に合わせた適切な判断が必要です。エグゼクティブコーチングは、これらの知識をあなたの経営に具体的に落とし込むプロセスでもあります。
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と、思う方はぜひご相談ください。
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