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11. 人が心の内に抱えているものはわからない。

何も語らずして伝わればいいのに、というメルヘンチックな気持ちと

出来るだけ想いを言語化出来るようになりたくて、努力して伝えてみたりして撃沈したり、納得行ったり

人に言ってもしょうがないじゃん?何になる? という内容を含めて、心のうちのすべては語れないけれど、語らない中にこそ本質があるのかもしれない…
語れば何か大切なものをひとに受け渡せるのかもしれない… という気持ちと(これもメルヘン?)


❋❋❋

遠く、モンゴルを旅した際にお世話になった方が急逝されたと聞いた。
わたしは彼のなにも知らないけれど、とてもショックだった…
ほんの一時だけど、わたしから見た彼はいつもニコニコしていて、自然とともに暮らしていて、生きる力が身体からあふれて輝いていた。その生命力をこちらが分けてもらったくらいだった。

子どもの頃から彼や周りの家族すべてを知っている、このツアーに連れて行ってくれた方の感情は想像しきれない。悲しみ?混乱? いまのわたしの感情すら言語化出来ないというのに、はかりきれない…


「知ってる」ってなんだろうな?
知ってるようで知らないこと。逆に数回しか会ったこともないのに知っていること。

究極、知っているのも知らないのもおんなじことよな、と思う。
それでも人と関わりたい、もっと知りたいという感情は何なんだろう?


フレッシュネスバーガーをかじりながら、そんな答えの無い事柄に心と思考をめぐらせる昼下がり…

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