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ちょっと待って!その転職 Part 1

こんにちは!ブリキャリコーチの首藤繭子(Mayuko Shuto)です。

2024年も早2か月目に入っています。
今年の干支「甲辰」は「新しいことに挑戦して成功する」「これまで準備してきたことが形になる」という意味を持つ、縁起が良さそうな年です。皆さんにとってどんな滑り出しでしょうか?

新しいことに挑戦するという観点では、この時期に多忙になる職種の一つが人材紹介エージェントです。というのは、社会人が年末年始に自分のキャリアを振り返り、翌年に心機一転して新たな環境・仕事に移りたいと思う人が多いためです。また、4月に新年度が始まる企業で働いている方々は、4月の大規模な人事異動に向けて自分の異動の有無を察し始める時期です。

今回はコーチングでも相談のテーマでたびたび登場する転職について、Why(なぜ)?What(何)?How(どうやって)と3回にわたって掘り下げたいと思います。。

第1回目は、Why(なぜ)転職するか、です。
20代は3人に1人、30代は2人に1人は転職経験のあると言われる現在、仕事やキャリア構築が自分の期待通りではないと感じる時に、すぐに転職という選択肢は浮かんでくる、または周囲からアドバイスを受けるのではないでしょうか。

転職ウェブサイトへ(再)登録し、求人情報を眺めながら転職先やポジションのイメージをなんとなく持ち始め、転職エージェントとの会話をし、慌てて面倒な履歴書のアップデートをして提出、書類審査を経て面接を開始・・・という一連の流れのどこかにいらっしゃる方も多いと思います。

実は、一旦この流れに入ると、そもそもの転職の動機を忘れ、内定をもらうとそのまま転職活動を終了しようとする人達に出会ってきました。

「あんなに熱心に入社を説得する職場ならば、大切にされて働きやすそう」
「半年かけてようやく一社から内定をもらった。自分の時間やエネルギーをこれ以上転職活動に使いたくない」

転職前にこのように話をしていた人達に転職後に会うと、転職に必ずしも満足していない、時には口には出さないけど後悔していそうな人達も残念ながらいました。

私は、転職が簡単な時代だからこそ、Why(なぜ)転職するか、に関してはブレない軸を持つことが大切と思っています。

5W1Hフレームワークを、Why(なぜ)転職を改めて考えるために転用してみましょう。
(なお、Whyを考えるため、今回はWhyを抜いた4W1Hとします)

When(時間): 勤務時間を大幅に短縮したい、勤務時間にフレキシビリティが欲しい、など
Where (場所): 通いやすい地域で働きたい、リモート勤務を(時には)したい、など
Who(人): 上司や部下、同僚との人間関係とのストレスをなくしたい、ビジョンのある経営層がいる会社で働きたい、など
What(何):自分のやりたいことをしたい、など=> What (何)は次回の投稿で詳細を触れます
How (How muchの報酬):給与を上げたい、福利厚生がよりいい会社で働きたい、など 

転職を決める前に、現在の仕事の状況で「何を変えたいか、何は変える必要がないか」を網羅的に考え、転職候補先で「変えたい」ことを実現できるかを見極めることが大切と思っています。とりわけ、「何は変える必要がない」、言い換えると「何は維持したいか」は転職の際に見落とされていることが意外と多く、要注意です。変化は、必ずしも良い方向にだけ起きるとは限りません。維持したいことが望んでいない方向に変わることで、プラスマイナスゼロ、もしくは差し引きマイナスになる可能性も否めません。

このように、(Whyを除く)4W1Hについて突き詰めて考えてみることで、自分の転職の動機「Why」がよりクリアになり、オファーが出た会社に転職すべきかより的確な判断につながるのではないでしょうか。

なお、私自身が転職を決めたタイミングについては、過去のnoteで記載していますので、関心のある方は一読頂けると嬉しいです。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!


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