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転職のキッカケは?次のキャリアに進むタイミングの見極め方!

自己紹介に記載の通り、私は現在、Katayama New Business Corporationという会社で取締役COOとして働き、コーチングを副業として行っています。

今回お届けするマガジンは、「Tips to Create Your Unique Career ~自分らしいキャリアを実現するための秘訣」。

私は学生時代および社会人生活において、様々な国に暮らし、異なる業種や職種でキャリアを重ねてきたため、よく「繭子さんはどのような判断基準でキャリアを築いてきたのですか?」と聞かれます。

本マガジンでは、私が今までのキャリアを振り返って、何をどのように決断してきたか、良かった点、そして反省点についても書いていこうと思います!

今回のテーマは「転職のキッカケは?次のキャリアに進むタイミングの見極め方!」です。

私は2023年現在、社会人として21年間を過ごし、現在の会社は6社目です。
つまり、平均3.5年に1回、転職してきたことになります(実際は最も長くいた会社で9年、短かった会社で1年4か月です)。

転職を決めた際には、主に2つの判断材料がありました。

①仕事内容:学びがあるかないか
②組織風土:フィット感があるかないか

①仕事内容:学びがあるかないかは、社内外の環境変化が限られた状況で同じ仕事を一定期間続けていると、学びが徐々に少なくなり、自分の成長曲線がかなり緩やかになった感じを覚えた時です。

成長曲線が緩やかになると、私自身はマイナスなことが多くありました。当然、プライベートに使える時間が増えたりなどのメリットもあったのですが、余裕が出てくると不要な不安を感じたのです、例えば「私のキャリアはこれで大丈夫なんだろうか」とか(苦笑)。

転職する前に、現在の職場で学びを増やす方法としては昇進(責任の拡大)と部署異動/担当変更があります。実際、9年間の日産自動車勤務時代は、社内で4回部署を変え、1度昇進しました(社内の部署異動をどうスムーズに行うかは別の機会で書きます)。

転職活動には時間もエネルギーも使う上、更に転職後は新しい職場では慣れ、評価を得ていくのにまた時間もエネルギーも必要です。
従って、現在の職場自体への満足度が高い場合は、転職という選択肢は最後にした方がいいと思っています。

②組織風土:フィット感があるかないかは、過去の多様な勤務経験で痛感した重要な転職判断基準です。

組織にフィット感がない、言い換えると組織にいて居心地が悪い、違和感を覚えると、自分のパフォーマンスに多かれ少なかれ悪影響が出てきます。

当然、自分自身を組織にフィットさせるために出来ることは沢山あります。組織の良い点を見ようとすることも出来ますし、自分が居心地よくなるように上司や部下、同僚など周囲に働きかけることも出来ます。

しかし、特に大組織になるほど、組織風土にフィットしないと感じる場合は、自分一人の力で組織全体を変えていくのは非現実的です。
なぜならば、組織風土は、会社の歴史に紐づき、根深いからです。組織風土改革を専門とするコンサルティング会社が何十社も存在していますが、組織風土の改革に成功する企業はごく一部です。

人生百年時代と言われ、長期的な視点で辛抱強く会社に居続ければそのうち状況は変わると考える人もいるかもしれません。

しかし、時間は誰にも平等に与えられた唯一の資源だからこそ、時間の使い方は大切にしなくてはいけないと私は思っています。

過去の転職を振り返り、私自身の反省は、組織風土へのフィット感を軽視した判断を何回かしたことです。面接の段階でフィット感に少し違和感があったものの、新しい仕事を通じた学びを優先して、違和感を無視したのです。
結果として、社内で他のポジションを探すのではなく、相対的に短期間で他の企業への転職をしました。

このような私の失敗は、職種や業界を変える、ジャンプをする転職の場合に起こりがちだと思います。

転職活動時に割ける時間やエネルギーが限られ、結果として入手する情報が限られる場合も多いかもしれません。しかし、面接やその他のコミュニケーションを通じた自らの感覚で、引っかかる点があったら決して無視はしないでください。(また、オープンワーク等のウェブサイトを通じて得られる従業員・元従業員によるレビューなど第三者による情報も十分に参考になります)  

組織風土へのフィット感は妥協しないこと。反対に組織風土にあっていれば、学びを新たに得られる機会は社内で作ることが十分に可能です。

結論として、転職のタイミングは、
「組織風土」へのフィット感がない場合は、「仕事内容」からの経験と学びを最低限獲得でき次第、,
「組織風土」へのフィット感がある場合は、「①事内容」からの学びを取った後で社内で新たな機会を探しても見つからない場合、

がいいのではと考えています!

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!


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