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仕事上で大切にする価値観は何ですか?

こんにちは!ブリキャリコーチの首藤繭子(Mayuko Shuto)です。

以前、クライアントから「繭子さんが仕事をする上での価値観は何ですか?」と聞かれたことがありました。

様々な企業出身の人が集まったスタートアップで働いていたそのクライアントは、同じ感覚で仕事が出来る人もいた半面、全く理解に苦しむ行動を起こす人も職場にいました。

クライアントが理解に苦しんでいた同僚や上司の行動には、以下のようなものがありました。

・経営層がチームワークを重視して推奨していたが、単独行動で、全く協力しない
・非常にタイトなスケジュールでプロダクト開始に向けて皆が働く中で、理由も言わず定時に帰る
・自分には報連相を求めるのに、自らは全く報連相が出来ていない

皆さんも、職場の人達の行動を多かれ少なかれ理解しかねると感じたことはあるのではないでしょうか?

また、上司が自らの仕事の価値観を押し付けてくることに悩む人も多いです。
例えば、コンサルティング時代によく聞いたのが、「曜日時間関係なくクライアントファーストを求められる」「新人の時は文句を言わずマネージャーの依頼する仕事を何でもしろ」などです。

「私の価値観はあなたとは違います」と上司に言いたくても、評価者である上司にで真っ向から反論できなかったり、時には複数の評価者がいて誰に合わせていいのか分からないといったケースもあると思います。

あまりに居心地の悪い環境で働いていると、自分は何を大切に思って仕事をしているのだろうか?と自分自身が分からなくなることもありますよね。

実は、自分が仕事をするための価値観をずばり言い切れる人は、結構少ないと思います。
ただ、自分が何に共感して何に違和感を覚えるかを知っていると、判断の軸が出来て、自分をコントロールできることが増えてきます。

それがまだ分からない方は、上記のように、自分の価値観を疑ったり、他人に対して違和感や嫌悪感を覚えた行動や言葉から考え始めるのは一つの方法です。

その行動や言葉に対して、自分は何を感じたかを深堀りしていきます。
大切なのは具体的な出来事ではなく、自分の気持ちです。怒り、嫌悪、恐さ、軽蔑、馬鹿らしさなど、負の感情と正面から向き合うのは少し怖いかもしれません。

しかし、「喜怒哀楽」の言葉通り、人間は色々な感情を持っていて当たり前です。これ以上感じたくないと思った時こそが、自分自身の根本的な価値観に触れているのです。

職場で感情を見せないこと、押し殺すこと、そもそも感情を持ち込むなと言われたことがある人は少なくはないのではないでしょうか。周囲にどの程度共有したいか、共有できるかは、勤務先の組織文化や、職場の人間関係などによって変わるでしょう。

自らの価値観に相容れられないことを言われた場合に、どう感情的になりすぎずに、しかし反対する、もしくはスルーするなどの対応を上手く取れるかが、仕事のパフォーマンスにもつながります。

あなたが仕事をするうえで大切にしている価値観は何でしょうか?
(私の仕事をする上での価値観は、別の機会に触れたいと思います)

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!

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