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会社員からマインドフルネス✖️キャリアコーチになるまで(前編)

これを書こうと思った理由


私は現在、働く女性たちが、
 
「自分が本当に理想とする働き方や生き方を自分の手で選択する」そのためのお手伝いを、
キャリアコンサルティングとマインドフルネスという心のトレーニングを通して行っています。

「キャリアコンサルティング」も「マインドフルネス」も、以前と比べて馴染みのあるワードになってきていますね。

この2つ、それぞれに、私には深い思い入れがあります。

そのストーリーをこのnoteに書き残しておきたいなと思いました。

結構長くなるので、前編と後編の2つに分けて。

ご興味ある方は、お付き合いください。

痛みと隣り合わせの人生



私は大学卒業後、スポーツメーカーのミズノに入社し、12年間働いていました。
 
そこでは、IT、経理、新規事業提案、マーケティングと、様々な業務を経験し、
 
プロジェクトのリーダーを任せてもらったり、会社の経営にも携わる仕事を、育児時短勤務をしながらも任せていただいたり、
 
本当に恵まれた環境で仕事をしていました。
 
これまでの私は、
 
高校時代は地元の進学校で3年間、入学金や授業料、全て免除になる特待生として過ごし、
 
そのまま順調に慶應大学に入学。就活も全く苦労することなく、希望の会社から複数内定をいただき、
 
そこからもともと大好きだったスポーツに携わることのできる会社に入社。
 
こうやってみると、順風満帆に見えますよね。
 
でも実際は、
 
学生時代の部活動では、体罰の厳しい監督のもとで「頑張り続けることが正義!」と自分に厳しくすることで過呼吸を繰り返し、
 
「もっと、もっと」と自主練に打ち込みすぎて、両足同時に疲労骨折。

高校時代は特待生のプレッシャーからストレス性の胃炎で何度も夜間救急へ。
 
会社員時代は、大きなプロジェクトに携わりながら、ストレスとプレッシャーで眠れなくなり、食べられなくなり、みるみる痩せていき、周りからは「痩せすぎ!」「かわいくない」と言われ、それに悩んだ時期も。
 
妊娠中も、チームメンバーに迷惑かけまいと常に気を張り、働きすぎて、通勤中にフラフラになり倒れて、救急車で産院に運ばれたこともありました。
 
つまり、外から見ると華やかそうに見えて、
 
実は痛みと常に隣り合わせの人生。
 
何かを成し遂げても、
 
「どこかで自分は、きっとまた傷ついて、ダメになる」と、
 
自分自身を信頼できない、自信を持てない、
 
心から自分を好きになれない
 
そんな人生でした。
 

マインドフルネスとの出会い 



そんな私が、ヨガを入口として、瞑想やジャーナリングをはじめとするマインドフルネスに出会います。

出会いのきっかけは、一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート(略称MiLI)が提供されていた、Google社が開発したマインドフルネス講座「サーチ・インサイド・ユアセルフ」でした。
 
科学的根拠に基づきながらも、しっかりその根底には愛がある、人間味あふれる内容。

そこで学んだマインドフルネス。
直感で、「これは自分にとって必要なものだ」と感じます。

そこから、すぐには自分のものにはできなかったものの、
 
5年かけて、間に2度の妊娠・出産も経験しながらも、自分なりの方法でマインドフルネスを生活の中に取り入れ、
 
徐々に徐々に、本当に少しずつですが、

自分の心と身体の声を聞くことができるようになりました。
 
 
他人がどうこうでなく、“自分は”どう感じるか?
 
心と身体は悲鳴をあげていないだろうか?

ないものばかりでなく、あるものに目を向けられているだろうか?
 
 
「自分と向き合う、整える」
 
それを丁寧に行う事で、
 
大きく体調を崩したり、頑張り続けたのちにバーンアウトする、ということが、徐々になくなっていきました。
 
すると、
 
「自分は自分で大丈夫」「きっとうまくいく」
 
そんな感情が心の底から自然と湧いてきて、
 
自分自身を信じることで、行動を起こせるようになり、
 
行動を起こしたことで、自分自身をもっと好きになることができ、
 
私の人生に、良いスパイラルが出来ていきました。

例えば、

しっかり食べ、しっかり眠れるようにもなり、健康的な身体と生活習慣も戻ってきた。

プレッシャーで押しつぶされそうになっていた社内的に大きなプロジェクトでは、これを自己成長のチャンスだととらえ、前向きに取り組めるようになった。その結果、プロジェクトを成功に導くことが出来、沢山の方から感謝していただけた。

この自分の経験を活かして、同じように誰かの役に立ちたいと、社内ヨガ教室を開催し、毎月嬉しいご感想をいただけるように。

身の回りの小さな幸せに気付けるようになり、家族にも笑顔が増えた(前は、私が戦々恐々としてたんでしょうね・・)。
 
そして何よりも前向きな言動が増え、行動を起こせるようになった自分を、少しずつ好きになっていきました。
 

そう。今までの、「目標に向かって痛みを伴いながらがむしゃらに頑張る」
 
その頑張り方を、卒業できたのです。
 

心の声に気づいたからこその葛藤


 
ただ、そこから数年経ち、

マインドフルネスを習慣化することで、自分の心と身体の声を聞くことが自然とできるようになってきた私は、
 
今の仕事・働き方は、自分が本当に望むものなのか?
 
そう自分自身に、日々問いかけるようになります。

以前はそんなこと、本気で考えることはありませんでした。

いや、漠然と、ずっとこの会社で定年まで働き続けるのかな・・なんて思うことはあっても、

日々の忙しさの中で、腰を据えて考えるなんてことはしなかった。

マインドフルネスを習慣化したことにより、自分の感情に気づきやすくなり、

それを尊重してあげる事をトレーニングしてきたからこそ、見えてきた壁とも言えます。

そして、そこからがまた長かった・・

実に、約4年間の、キャリアの葛藤が始まります。

これから先は、また続編で^^

まずは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!


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