健康とお金と
仕事から帰宅中にバイクで事故して入院していて2ヶ月。
ようやく退院して通院になったと整形外科から乗ってきたお客さん。
労災認定されたが、個室だと追加料金は自腹なので、大部屋で入院していたようだ。
その中で、生活保護受給者の入院中の様子やお年寄りの姿を見て、人生を見つめ直すきっかけになったらしい。
そこで思ったのは、やはりどれだけ健康で年を重ねていけるか、
お金を持っておけるか、だったようだ。
あとは、人生の引き際というか、最期をどう迎えるか。
どれだけ後に残っている人たちに迷惑かけずに死ねるか。
このあたりは、わたしもとても共感した。
父と祖母を見送ったからこそわかる人生の引き際。
父は倒れて1週間で亡くなってしまったが、周りにはあまり迷惑かけずに亡くなったというところでは、あれでよかったのかなと思うところもあった。
タクシーの仕事をしていつも思うのだが、
特に足腰が弱ってしまうと、出かけるのも億劫になるし、やはり元気なお年寄りは、杖なしで歩いていて、そういう人たちは、何歳になろうと旅行や趣味など人生を満喫しているように感じる。
健康って本当に大事。
多くのことを経験してきたが、お客さんとこんな話ができたことはうれしかった。