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#37 週刊囲碁日記 レジャー産業は余暇時間の奪い合いなのか/囲碁が強い人は能力が高いのか問題/スポーツ選手との比較で考える、棋士や元院生のセカンドキャリアについて

こんにちは。瀧真有子です。

体調不良で療養していたため、更新が空いてしまいました。
注目のニュースも多かったので、どんどん更新していきます。

まずは日本女子囲碁リーグの開幕です。
人気棋士が多数出場していたので、囲碁ファンや棋士の間では盛り上がっていたようですが、やはり、囲碁を知らない人に見てもらうには、もう少し工夫が必要だと感じました。

華やかさ、メディアへのアピール、わかりやすい表現、等々、できることはたくさんあるように思います。

◇日本女子囲碁リーグ
https://www.nihonkiin.or.jp/match/japanleague_f/001.html

特設のサイトもなく、普通の棋戦と同じような紹介しかされていない状態では、スポンサーメリットとしても欠けるはずです。

「日本女子囲碁リーグだけ特設ページを作ると、他の棋戦のスポンサーに示しが…」みたいな内部の声も聞こえてきそうですが、サイトの作り方など、いくらでもやりようがあると思います。

同じように感じていた方も結構いるようですね。

日本の囲碁界は昔から外向けのアピールが上手くないと言われており、将棋界の広報の上手さと、良く比較されていました。

碁の内容がわからなくても、楽しめる、観ていられる工夫をしなければ、結局マニア受けするだけで終わってしまいそうですよね。少ない人材で色々やりくりしている内部の事情もわかるのですが、お金や労力をかけるところにはしっかりかけて行かないと、せっかくのチャンスも効果が薄れてしまいます。

違う機会に述べますが、日本棋院の体制も新しくなりましたし、本当に必要なところに資金や人材が投下されることを願うばかりです。

レジャー産業は余暇時間の奪い合いなのか

さて次に私がXで注目していたのは、こんな発言です。

プロ棋士の芝野龍之介さんが、囲碁界の厳しい現状について紹介するなかで、違う業界の方が「レジャー産業は余暇時間の奪い合い」だと、引用してコメントされていました。

囲碁が、楽しいと思えるまでに時間がかかるゲームで、さらに1局が終わるにも時間がかかるため、タイパを重視する時代には、受け入れられにくい要素を持っていると、以前から言っている私としては、とても共感しました。

◇楽しみ方に対する国民の意識
https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h29/hakusho/h30/html/n1221000.html

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