子どもに関わる「自分」に必要なこと
保育・幼稚園の先生、学校の先生、学童の支援員…。子どもに関わる仕事をしていると「子どもに〇〇をしてあげる」「子どもの成長を手助けする」など、子どもが主になる目標を立てることが理想であるかのように思われます。実際に、子どもが主体となるのが現実で、それは好ましいことです。
ですが、子どもを導く立場である先生。あなたはどうしたいのか、どう生きたいのか、考えたことはありますか?
あなたの人生はどうしたいか
子どもを導く立場として、たくさんの知識を携えて指導に当たっても、自分が実際に経験していないことはなかなか語ることはできません。そして相手に伝わりません。
あなたの夢は?将来は?と子どもに問いかける機会があるのながら、是非あなたも今後自分の人生をどうしたいのか、思い描いてみてください。自分はもう大人だからもういい…なんて思わず、1年後、5年後どうなっていたいかを具体的に設定するのです。
設定すると、目標を達成するまでのプロセスが自然とライフワークになります。
自分の人生を自分の足で実際に歩んでいる人の言葉が、子ども達に刺さるのです。
子どもとの関係をどうしたいか
これには、「指導者として子どもと関わる場合に」というのが前提として入ってきます。
今、もし子どもが自分の言葉に聞く耳を持たなかったり、単なる子ども同士の友人のように接してきたりして、指導する側としてやりにくいのであれば、子どもとの関係を見直す必要があります。
人を導くには、少なからず相手に影響を与えることが必須です。自分がどのような人から影響を受けやすいかも見直して、参考にしてみましょう。子どもがいつの間にか影響を受けてしまうような良い関係を築くと「教え方」などのノウハウが、あまり重要性を持たなくなるほど、指導が入りやすくなります。
例えば、共通の趣味の話題や、ペットの話があるといいかもしれませんし、建前を捨て、本音で向き合うことも大切なことです。
職場での自分はどうありたいか
職場での自分の役割を明確にしましょう。ただ毎日の業務をこなすだけではなく、上司や後輩との関係で自分が出来ること、どういうことでこの職場に必要とされているか、または今後必要とされたいか。そういったことを常に頭において業務にあたります。
どういう自分でありたいかを明確に意識しておくと、同僚や子どもや保護者との咄嗟のやり取りの際に、言葉や行動が自然に出てきます。
そうなると、いちいち考えたり後悔したり、不安になる回数が確実に減ってくると思います。
人と接する仕事は日々ストレスに晒されると言われますが、自分がどうしていいか分からない時や、自分のやったことが正しかったかどうかなど考えてしまう時にストレスを感じるもので、信念から出た言葉や行動には迷いがなく、そのためストレスも感じにくくなるのです。
今の職場で安定して働きたいという気持ちがある方は、是非お試しください。
ということで、今回は子どもに関わる仕事をする「自分」に必要なアレコレについてお話してみました。
あなたの日々の仕事への気持ちが、少しでも良い方向に変化していただけたら嬉しいです。
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