見出し画像

退屈or疲労で自分見失いそうなあなたに花魁体験のススメ~超絶楽しかった2時間~


人には求められる役割がある。
キャラクター、社会的役割、その他もろもろ。そんなもの知らん、なんて言えたらいいけど、まぁ言えない。正直きつい。何が楽しくて……。そんな時は、『花魁体験』をしたらいいよ!と、今日の私はアドバイスする。

蜷川実花を彷彿とさせる極彩色のビビッドな世界。
派手なメイクに華やかな着物。
和傘やキセル、扇といった、遊び心をくすぐる小道具や、普段は絶対しないポージング。

全然違う非日常と全然違う自分が、その瞬間に誕生する。

【結論】

約1ヶ月に及ぶ連勤で心身ともに疲れ切ってたけど、花魁体験やってみたら超絶楽しかった。

もし今後やる人がいるかも、ということで流れとかおすすめポイントとか軽く書いておこうと思う。

【楽しさポイント】

①がっつりヘアメイクで変身願望満たされまくり

「変身願望」って書いたのは、もう自分で自分が嫌になりかけてたり、本当にしんどかったりで、自分の殻や求められる枠から1回出たかった、っていうところです。そういう意味で、気にはなってたけど抵抗があった今回の体験に「えいや!」と申し込みをしました。

まず、ヘアメイク。プロの手腕はやっぱりプロで、仕上がりが自分のメイクとは全然違います。
「花魁っぽいのは目じりが赤ですね~」と言われつつ、ブラウン系やゴールド系、シルバー系…などありつつ、今回はパープル×赤をゴールド系でアレンジメイクをしてもらいました。
まず自分では選ばない組み合わせ、普段は絶対しない発色感、幅の広さ…それだけで本当に「それぽい」!!!(もうテンションあがる)

肌はマットな仕上げで陶器に仕上げてもらいつつ、つけまつげバッサーで目力どー--ん!!!誰ー--!!!!

マット赤リップに盛り盛りヘアアレンジは圧巻。ヘアスタイルは髷(のかつら?)やフルウィッグ、ハーフウィッグ、和風や洋風など結構、結構選べるのも良かったです。

普段だったら「いやケバい!」ってなるところが全部バランス取れててかわいかったからプロってすごい。

髪型はもちろん、「花魁と言えば!」なこの刺さってるやつも含めて、いろいろ頭を豪華にしてもらいました。


イメージ的にはステージメイクに近い形だったから、普段はしないしできないがっつりメイクで気持ち非常にアガりました。


②蜷川実花的世界観で主人公に。

伝わるでしょうか、この原色な世界観。

https://bibi-star.jp/posts/8803

結構どこの体験スタジオもスタジオセットがあると思うのですが、蜷川実花写真展に行くくらい好きな私としてはテンションの上がるスタジオセット。

「結局映えでしょ?」って言われそうだけど、シンプルに色彩鮮やかな映える空間って楽しくない?

私はそういう空間や世界観にテンションがあがるからもうスタジオセットでテンション上がりました。

着物も、普通の着物レンタル町ブラとは雰囲気が違う楽しさでうきうき。

③カメラマンさんがプロで別人にしてくれる

写真の修整サービスもあるけど、そういう意味ではなく。
マジで細かくポーズ指示してくれて、小道具も提案してくれて、良い感じに撮ってくれました。

ライトあてられて、それらしいポージングつけてくれてプロに撮ってもらうと、それなりに見えるもんなんですよね!!

しかも「花魁」って、言ってしまえば夜の街の高級娼婦なわけで、そこにはセクシーさや色気的な演出がこめられるわけで。
それでも、下品ではなくむしろ1つの絵みたいな感覚でした。夜の街とは対照的な仕事をしている分、そこに写っているのは普段の自分とは離れた新しい自分で、それが楽しかったです。

「求められている(と思っている)自分」ではなく、「他人に合わせた自分」でもなく。ただそこで写っている自分がいつもの自分と本当に違って、本当に楽しかった。
それこそ、普段なんとなく「これはダメ」って思いこんでいたものも「いいじゃん」って引き出してもらえる感覚でした。そもそも普段、足も出さないし肩も出さないし、足はコンプレックスでもあったのだけど、足も肩もいい味が出るように撮ってくれるから…!!!演出や照明の効果ってすごいから…!!

「男一度は大門を打つ」という言葉があるが、これは江戸の男の夢であり、遊郭吉原への唯一の出入り口の大門を打つ、すなわち吉原を一人で貸しきるという行為を意味する。それ程、花魁というものは、遊女にならなければならなかった悲しみ、苦しみ、そしてそれを知る女の強さ、美しさ、プライドを持った女性といえるであろう。

(もちろん、ポーズは確認されるし希望は言えるので、出したくなかったら出さずにも全然いけます。私の担当カメラマンさんはこのあたりの塩梅が本当に上手だったんだな…と写真見て思った)


私が担当してもらったカメラマンさんは指示上手で乗せ上手で、本当に楽しい時間にしていただきました。
写真本当に選びきれなかったもん。本当に。

周りに振り回されて、自分何してるんだろう?って思ったりしたけど、「自分、いいじゃん」って思える、いい体験になりました。

これはぜひ、「いやいや…」と思っている方にも経験していただきたい!!


【余談:流れと今後なさる方への注意点】

〇流れ


流れは、着物着て、ヘアメイクしてもらってスタジオ移動して撮ってもらう、みたいな感じです。
似たようなサービスである「着物着付けて」とか、「舞妓体験」よりは着る枚数が少ないし(着物1枚+打掛はおるだけ)時間は短くて、トータルでも2時間あれば体験自体がすべて終了すると思いますが、もしオプションとかで外で撮りたいとかだったらもっと時間はかかると思います。

〇今後なさる方への注意点


スタジでしたオによって、値段が結構幅広いです。
私はたまたま見つけたところがリーズナブルでした。多分、体験自体だったらかなりリーズナブルなところ。
写真購入に関してはちょっとほかの店舗の詳細がわからないのでなんとも言えないですが、今回このnote書くにあたり見てみたら、体験自体でも私が行ったところの2倍くらいする店舗があってびっくり。

あるスタジオは有名な人がスタジオ監修してたり、松竹製作所がスタジオ作ってたり+写真込みの値段だったりするので、「2倍」という言葉の響きほど高くはないと思いますが、それでも価格帯は幅があるんだなー、と思いました。
あとは、違うスタジオでも母体が同じところもそれなりにあるというところ。系列店が多い印象でした。

系列店でもそれぞれ売りが違うので、自分のイメージに合うスタジオかどうかは事前リサーチが必要だな、と思います。私は結構すぐ「このスタジオセット良い!」って思うスタジオがリーズナブルで見つかったので大満足ですが、それこそ

*蜷川実花監督の「ヘルタースケルター」の美術担当した方が監修したスタジオを売りにしているスタジオ(花魁体験スタジオ 心-花雫- (祇園店))

*遊郭の中庭をイメージしたセットがあるところ(花魁体験スタジオ エスペラント京都 (京都店))

*花魁だけでなく博徒や甲冑、十二単やファンシーなコスプレっぽい撮影ができる(複数あり)

もあったり。本当に掲げているテーマも違うので、そこはリサーチして「ここ!」というセットとお財布と相談してもらうのがベストかと思います。


自分には…と思っている人にこそ、ぜひ体験してみて!とオススメします。
楽しかった!!!カメラマンさん、メイクさん、本当にありがとうございましたー!!

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは、誰かに「らびゅ~♡」で還元します。人間的におもしろくなりたい。Twitterもやってます。